1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 08:35:33.20 ID:
se6PsE6Z0 とりあえずID:BZonbzKo0待ち
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 08:45:40.02 ID:Z+vpCpxe0
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3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 08:45:44.45 ID:Z+vpCpxe0
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4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 08:58:05.95 ID:ZHhvcP88O
スクリプトうざい
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 09:04:49.04 ID:VYIe9FWc0
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /06(日) 09:26:18.31 ID:QMlnU4XZO
期待
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 09:37:10.59 ID:e/hbaEME0
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 09:37:47.07 ID:6uO/DGrG0
爆発でも腹筋でもねえのかよ
死ね
9 : ◆sGsMZ578/. :2010/06/06(日) 09:46:56.16 ID:T1ySHnim0
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■ V I P 警 察 か ら の お 知 ら せ ■
・現在 V I P 警 察 では、署員を募集しております。
・「 署 員 になりたい!!」という方は、下記のスレまでご連絡を・・・
http://live28.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1275731625/
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10 : ◆32SV2PaTr2 :2010/06 /06(日) 09:46:58.32 ID:T1ySHnim0
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11 : ◆9TbIZXVsrg :2010/06 /06(日) 09:46:59.32 ID:T1ySHnim0
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12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /06(日) 09:56:10.95 ID:7u1W01QxO
あと一時間!
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 10:41:24.43 ID:e/hbaEME0
もう少しだな
起きてるか分からんが
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 10:42:41.88 ID:wLKaESN9O
前スレなんかあったの?
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 11:01:44.54 ID:X9ELLjKp0
スクリプト
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 11:02:05.33 ID:Ar9mWP4i0
なんで1000埋まった?
スクリプトでか?
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 11:26:15.71 ID:BZonbzKo0
おちてしまったんですね
新スレどもです
あんな便所の落書き如きに新スレを立ててもらってなんか申し訳ないけど
頑張って続きを書きます
とりあえず、自分が何を書いていたのかを認識してきます
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 11:27:04.36 ID:Ar9mWP4i0
どこまで読んだか忘れたぜ
19 :以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2010/06/06(日) 11:37:50.40 ID:huNHdQ4r0
兄夫婦がギシア展開
女が男を介抱から
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 11:46:48.06 ID:7u1W01QxO
待ってたー!
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 11:48:51.14 ID:+38hGpMhO
wkwktktk
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /06(日) 11:56:58.05 ID:BZonbzKo0
―――
男「……んぅ?」
女「…おはようございます、先輩」
男「…えぅ……おはよ」
女「はい。 といっても、真夜中ですけどね」
男「………あぁ、そうだった、温泉だったな」
女「…呑んで、気分が悪くなるフリしたら良かったのに…本気で呑むから」
男「……そういうの苦手なんだよ…ていうか、兄さんも義姉さんもお前も、3人で呑ませようとするし」
女「私は…そういう計画だったじゃないですか。 呑ませすぎたお詫びに介抱を買って出る…みたいな」
男「まぁ、そうだけど」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 12:04:38.24 ID:BZonbzKo0
女「…ところで、先輩。 今の状況を見て何か言うことは?」
男「………ええっと…お前、ひざ柔らかいけど。 胸、無いな。 顔が良く見える。 下からだと鼻の穴が良く見える」
女「それですか!? 言うに事欠いてそれですか!? 足しびれてるのもガマンして、膝マクラを提供してる後輩にそういうこと言いますか!?」
男「……え? あぁ、悪いな」
女「………いいですよぅ…どうせ私なんか利用されるだけ利用されてポイなんでしょう…」
男「…あー頭イタイ」
女「あらら、すぐにお茶を淹れますね」
男「……お前、いいやつだなぁ」
女「はいっ! 私はいつだって素直で従順、先輩の言うことをなんでも聞くいい後輩ですよ~。………はい、お茶がはいりました」
男「…ごくっごくっ………ふぃー…うぁ……頭ガンガンする」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 12:14:00.61 ID:BZonbzKo0
女「呑み過ぎですよぉ…確か、ミネラルウォーターが冷蔵庫に………………あ、ありました。 どうぞ、先輩」
男「…あぁ、こういうのって高かったりするんだっけ?」
女「でも、背に腹は替えられませんよ?」
男「それもそうか……ごく……ごくっ……ごくっ?…ごくっ……ぷはぁっ…なんか変な味だな…舌も変になってるのか?」
女「そもそも、色がもう、普通の水の色じゃないですよね。 なんで一気飲みとかできるんですか?」
男「…あー…なんかリポDになにか薬が入ってるような味がする」
女「………ま、まさか、これは」
男「知っているのか、雷電!?」
女「あ、いえ、その…自然とそういうふいんきになるようにと思って、お兄さんの部屋の冷蔵庫の中身を赤マムシドリンクだけにしてみたんですが」
男「不自然だよ!?」
女「…もしかしたら、この部屋の冷蔵庫も誰かに、いたずらされちゃってるのかなー…なんて?」
男「…ミネラルウォーターの中身を全て赤マムシドリンクに入れ替えるような…いたずら?」
女「はい…」
男「………義姉さんか…」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 12:20:31.77 ID:BZonbzKo0
男「………」
女「………ちなみにどうでしょう? 赤マムシの効き目は」
男「…別に、なんとも。 それより、頭イタイし、横になりたい」
女「残念ながら、後輩膝マクラは販売を終了しております。 費用対効果がとても低かったので」
男「…そうだったか?」
女「はい。 あんなに頑張ったのに、あんな暴言を……どうせ私はプレーリーですよっ!!」
男「…ニッサン?」
女「…いいです。 いいですよ、もう……布団を敷きます」
男「あぁ……ええと、ごめんな」
女「………別に、怒ってないですし…」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 12:26:07.67 ID:BZonbzKo0
男「………」
女「………」
男「…なぁ、なんで布団一組しかないんだ?」
女「これだけ探しても、一組しかないってことは…最初から一組しか置いてないってことでしょうか?」
男「いや、無いだろ…この部屋の広さで一人しか泊まることを想定してないとかありえないだろ」
女「………まさか、これは」
男「…えぇー…まさか」
女「あ、はい、その…自然とそういうふいんきになるようにと思って、お兄さんの部屋の布団を一組だけ残して、他は持って行ってもらったんですが」
男「不自然だって!!」
女「もしかしたら、この部屋のお布団も誰かに…」
男「…義姉さんか」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /06(日) 12:34:53.70 ID:BZonbzKo0
女「そ、それで、どうしましょう?」
男「あー…一組しかないんだったら、仕方ないな」
女「そ、そうですね! 仕方ないですよね! はい! 大丈夫です! ぴかぴかに磨いてます! それはもう、ぴかぴかですよ!」
男「ん?…ああ、俺は、その辺の座布団とか使って寝るから」
女「あ、はぃ…その、私も初めてなので――って、えぇぇっ!?」
男「…なんだよ、その驚き」
女「あ、いいえーさすが私の先輩だなー。 紳士だなー…って」
男「……まぁ、普通だろ」
女「…はぁっ………………いやいやいや、いけません、ダメです。 先輩を座布団まみれにしておいて、
自分だけぬくぬくとお布団に入ろうだなんて…そんなっ! それはできません!」
男「じゃあ、お前、座布団な。 俺は布団で寝るから」
女「はいっ! お任せ下さいっ! 先輩の安眠のために私が座布団まみれに………って、そうじゃない!
違うでしょう! 二人で使えばいいじゃないですか!?」
男「…二人とも座布団で寝るのか……せっかく布団があるのになんて、もったいない」
女「だ、だから、二人でお布団に入ればいいじゃないですかっ!!」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 12:44:01.96 ID:BZonbzKo0
―――
男「………」
女「これでよし…っと」
男「…なぜ枕元に箱ティッシュを?」
女「え!? そ、それは、ほら、私、花粉症というかアレルギー性鼻炎というか」
男「ああ。 そうなのか」
女「そうなんです!」
男「そうなんだな…」
女「は、はぃ…」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 12:44:50.29 ID:BZonbzKo0
男「………」
女「そ、それでは、その、ふつつかものですが…」
男「そ、そういうのやめ! ほら、勘違いしそうになるだろ?」
女「…なにが勘違いなのかと」
男「…いいのか? 俺が言うのもなんだけど、こんなとこに連れてきて、さらに男と一緒の布団とか」
女「そ、それは、先輩だったら、私はいつだって…」
男「ああ…いや、もう二人きりなんだから、恋人のフリはいいんだけどさ」
女「………」
男「…な、なに? 怒ってる?」
女「怒ってないですよ? 全っ然! 怒ってません。 ええ、怒ってませんとも。 さ、もう夜も遅いですし、お布団に入りましょう?」
男「…は、はぃ…よくわからないけど、ごめんな」
女「怒ってないです! よくわからないなら、謝らないでくださいっ!」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /06(日) 12:52:54.02 ID:BZonbzKo0
男「……あ、あのぉ」
女「なんですか? なにか用ですか? 早く寝たらいいじゃないですか」
男「いや、なんでそんなに密着してるのかなぁ、なんて」
女「先輩こそ、なんで、すみっこで寝てるんですか? 先輩らしく堂々と真ん中で寝たらいいじゃないですか」
男「い、いや、俺、寝相悪いし…そもそも、すみっこで寝てるんだから、密着しなくても良くない?」
女「……お布団が狭いんです」
男「いやいや、絶対お前の後ろ50センチは空いてる」
女「…私も寝相が悪いので」
男「だったら、反対側のすみっこに行こうよ」
女「……訂正します。 私の寝相はとても良いです」
男「ああそう…」
31 :以下、名無しにかわりましてVIP がお送りします:2010/06/06(日) 12:59:59.22 ID:BZonbzKo0
女「本当です。 年長さんのときに花丸をつけてもらったくらい、寝相がいい子です」
男「いや、疑ってないけど」
女「だから、こうやってくっついてても平気です」
男「…お前は平気かもしれないが、俺が平気じゃない」
女「私も、実は、どきどきしています。 先輩も」
男「奇遇だな。 俺も、どきどきしてる。 きっと赤マムシのせいだな。 うん」
女「………そうですねー、赤マムシのせいでしょうねー。 さすが赤マムシー。 夜のパートナー」
男「そうそう。 俺は別に自分の後輩を背中に感じて、どきどきしてるわけじゃない」
女「赤マムシって、どれくらいすごいんでしょうね?………ちょっと、失礼します」
男「は?」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /06(日) 13:14:17.24 ID:OY5BmmfQ0
わっふるわっふる
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 13:16:56.35 ID:BZonbzKo0
女「…これかな?…固いし、やわらかい」
男「おい、従順な後輩、今すぐ両手を離して、両手を頭の後ろに回して、ゆっくり後ろに下がり後ろを向いてひざをつけ」
女「すいません。 残念ながら、弊社の従順な後輩は販売を終了しております。 費用対効果の関係で。…えっと、ここがインノウ?」
男「待ちなさい待ちなさい。 触るのやめ。 妙な刺激を与えると出る」
女「ミョーな刺激って、こういう?」
男「だ、だだだだダメだって!」
女「ひゃっ! びくんって! いま、う、動かさないでくださいよ!」
男「動くんだよ!」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 13:17:38.37 ID:BZonbzKo0
女「…な、なんか先の方が…ぬるぬる」
男「………そう、そうね、そういう日もあるよね。 多い日も安心!」
女「…私と一緒ですね…先輩、私のもですね、その、なんていうか。じゅくじゅく…」
男「あーゴメン、俺、卵は半熟じゃなくて完熟って決めてるんだ…ハードボイルドでっていうとかっこいいよね」
女「…せんぱいも、さわって、ください」
男「さ、触らないよ!? ていうか、酔ってるだろ? お前、酔ってるんだろ?」
女「…私は未成年なので、お酒呑んでませんけど? ささ、先輩~お手手をお借りしますね~」
男「ああああああっ!?」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /06(日) 13:19:36.94 ID:+38hGpMhO
わっふるわっふる
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 13:30:34.78 ID:BZonbzKo0
男「い、いやさ、落ち着こう? 話し合おう? とりあえず、向かい合って話したいから、手を離せ?」
女「はい、そうですね。 このままじゃ、入れられませんしね」
男「話し合いだよ!?」
女「どうぞ」
男「………あのさ…って、ゆ、浴衣っ! はだけてっ!」
女「はい…貧相な体で申し訳ないんですが、ちょっとでも、こういう方が、いいかなって。 先輩が、どきどきしてくれるかなって」
男「ドキドキだよ! ていうか、心の臓を持っていかれるかと思ったよ!!」
女「よかった」
男「良くないよ! ヒットマンかお前は!」
女「ええっと…続き、しますね……先輩も、浴衣、はだけちゃってますよ……れろっ…」
男「な、舐めっ!?」
女「わっ…また、びくんって……ほら、先輩も私の……なんだか切なくて」
男「…手を離して、話し合おう? 話せばわかる! 話せばわかるから!!」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 13:37:38.11 ID:BZonbzKo0
女「…なんですか、話って? 乾いちゃうので手短にお願いします」
男「か、かかかかか乾くって…じゃなくて、いや、あのさ、こういうことする前に、先にやることがあるんじゃないかと」
女「………ああ、そうですね。 はい」
男「なぜ目をつむって、顔を向ける!?」
女「…キス、じゃないんですか?」
男「ち、違うよ! それより先にあるだろ?」
女「……先に?」
男「ほら、お互いの気持ちをさ、確かめ合うっていうか」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 13:38:19.79 ID:BZonbzKo0
女「…この期に及んで、この人は………そんなに、私は、イヤですか?」
男「イヤじゃない。 イヤかイイかで言えば確実にイイんだけど」
女「……やっぱり、お姉さんのほうが」
男「な、なんでそこで義姉さんが!?」
女「禁断の姉弟カンケイに興奮するんですね…最低です、先輩」
男「しないよ! そんな特殊な性癖ないよ!」
女「…でも、そんな最低な先輩も好きです」
男「だから、最低じゃな……」
女「好きなんです。 大好き、です。 愛してます……こんなに言っても、まだ、わかってくれませんか?」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 13:43:31.64 ID:BZonbzKo0
女「…わかっていただけませんか?」
男「………」
女「………ご、ごめんなさ」
男「俺も…好き、だ」
女「い? えと、先輩? 今、なんて」
男「……俺の勇気を振り絞った、一世一代の告白をムシか? 後輩のくせにいい度胸だな?」
女「い、いいえ、あの、聞こえたんですけど、聞き間違えじゃないかなとか」
男「…もう一度しか言わないからな。 よく聞けよ?」
女「ま、待ってっ! 下さいっ! 携帯、携帯…録音っ!!」
男「……すいません、何度でも言うので録音だけは勘弁してください」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 13:56:37.20 ID:BZonbzKo0
女「………嬉しい」
男「そうか? 何度でも言ってやろう。 好きだ好きだ大好きだ愛してる」
女「…お酒のせいでも、一時の気の迷いでも嬉しい、です」
男「いや、酒のせいでも、一時の気の迷いでもないんだけど」
女「嬉しいなぁ……いい夢が見られそうです。 ありがとうございます」
男「どういたしまして……いい夢?」
女「はい。 ぐっすり、眠れそうです」
男「え、寝るの?」
女「寝ますよ? 寝ないんですか、先輩?」
男「いや、寝るけど…」
女「ですよね。 もうこんな時間だし。 おやすみなさい」
男「おやすー……いやいや、寝るの?」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 13:59:26.08 ID:BZonbzKo0
女「寝ますよぉ…眠くなってきましたし…先輩、眠くないんですか?」
男「眠いよ? 眠いけどさぁ」
女「じゃあ寝ましょう。 眠いときは寝るのが一番ですよ~…おやすみなさい」
男「いやいやいや、寝るな。 まだ寝るな。 寝たら死ぬぞ?」
女「そんな冬の大雪山遭難じゃないんですから…」
男「いや死ぬって、俺が、社会的に」
女「はぁ…?」
男「あ、あの、俺たち、今まさに、お互いの気持ちを確かめ合いましたよね?」
女「はいぃ…嬉しいです…嬉しすぎてもう……眠い…」
男「だ、だからね? ほら、お互いの気持ちを確かめ合ったら、その後にすることがあるよね?」
女「………………ぇ!?」
男「ていうか、あそこまで誘惑しておいて、ハシゴ外すって、残された人のこと考えて!」
女「…ぁ、ぅぁ……せ、せんぱいの…まだ…」
男「そりゃ、そうだよ! 赤マムシ500ミリリットルは伊達じゃないよ!」