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姫「意表をついてこっちから魔王をさらう・・・ってのはどうかな?」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:21:41.68 ID:xpEeBkgK0
メイド「姫様、今なんと?」

姫「だーかーらー、姫が魔王にさらわれて勇者が助けにとかありきたりじゃない?」

姫「だからたまには逆に姫が魔王をさらう・・・ってのはおもしろくない?」

メイド「なんという逆転の発想」

姫「でしょでしょ?おもしろそうじゃない?」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:23:02.96 ID:jfbIIkpH0
           _,;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙';;、
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            ヽ、`||ヾi;'(:::::゙'゙:::/;;i=i;;;ヽ:::゙'゙::::)゙i;/ |l'ノ/      構わん、続けろ
           /ヽ|l、 ゙i::;;;;/⌒⌒).ヾ..;;;;;;;;;;..ノノ/l.,/\
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3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:23:50.14 ID:xpEeBkgK0
姫「というわけで魔王城を監視している兵に連絡」

メイド「魔王をさらうのはよいのですが、危なくないですか?」

姫「大丈夫でしょ?私鍛えてるし」

メイド「実はそこいらの男共よりよっぽど強いですものね」

姫「お父様が止めなきゃ勇者パーティーに参加してるし」

姫「てか、魔王なんて魔物に全部任せて玉座でふんぞり返ってるだけでしょ?大丈夫でしょ」

メイド「本気でそう思ってそうなので怖いです」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:25:05.18 ID:mkkPG+ZtO
まさか魔王シリーズ書いてる人か

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:28:04.15 ID:EihyqJ+1O
この魔王が魔力で周りごまかしてるショタっこなんだろ
いいから早くそのエロ漫画のタイトル教えてくれよ

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:27:21.37 ID:xpEeBkgK0
姫「・・・・・・・・・これ?」

メイド「はい、これです」

姫「魔王間違えてない?」

魔王「なんだとー!僕は魔王だぞぉー!偉いんだぞー!」

メイド「本人もこうおっしゃってますし」

姫「いやいや、どうみてもちっちゃい子供にしか見えないんだけど」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:30:18.48 ID:xpEeBkgK0
メイド「ですが、この者が魔王で間違いないと報告も着てますし」

姫「魔王の子供の間違いじゃない?」

魔王「だから僕が魔王だって」

姫「はいは~い。ねぇ僕、お父さんは?」

魔王「お父さん!?」

姫「そう、お父さん」

魔王「う・・・うっ・・・うわあぁぁあぁぁん」

姫「ちょ!なんで泣くのぉ!?」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:33:22.77 ID:xpEeBkgK0
メイド「まったく姫様は・・・はいはい、よしよし、よしよし」

魔王「うっ・・・ぐす・・・」

メイド「はいはい、いい子ね・・・泣き止んだ?」

魔王「・・・・・・うん」

姫「子供あやすのうまいわね」

メイド「メイドですので」

姫「メイドすげぇー」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:34:51.90 ID:anEOEV0qO
>>5は未来人

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:36:52.31 ID:xpEeBkgK0
姫「さってと・・・どうしたのかな?僕」

魔王「・・・・・・・・・」

姫「ねぇ、答えてよ」

魔王「・・・・・・・・・」

姫「答えろや!このガキャァ!」

魔王「うわあぁぁあぁぁああぁん」

メイド「姫様、地が出てます」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:39:34.99 ID:C7kXsHY10
後の信長公である

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:39:59.64 ID:GLQksbbF0
>>5をみて

ttp://up.cree.jp/img/up00744.jpg
これを連想した

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:40:05.92 ID:xpEeBkgK0
魔王「う・・・うっ・・・ぐすっ」

メイド「まったく姫様は・・・」

姫「あはは、ごめんごめん」

メイド「魔王様」

魔王「・・・・・・僕?」

メイド「はい、違うのですか?」

魔王「うぅん、僕・・・魔王だよ」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:45:26.94 ID:7RQQTMFr0
姫がアリーナで再生される

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:44:44.35 ID:xpEeBkgK0
姫「そうか!わかった!」

メイド「なにがですか?」

姫「肩書きが魔王じゃなくてコイツの名前が魔王なんだ!」

魔王「うぅん、違うよ」

姫「あっれぇー?」

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:48:29.66 ID:xpEeBkgK0
メイド「魔王様はいつから魔王を?」

魔王「・・・この前から」

姫「前任は?」

魔王「・・・・・・・・・」

メイド「・・・・・・なるほど」

姫「ん?わかったの?メイド」

メイド「えぇ・・・」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:49:16.20 ID:G3zzl8Sn0
>>5
>>6より40秒も早いだと……

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:50:56.82 ID:xpEeBkgK0
メイド「魔王様、違っていればおっしゃって下さい」

メイド「前任の魔王はアナタの父君ですね?」

魔王「・・・・・・うん、そうだよ。この間までお父さんが魔王やってた」

姫「という事は世代交代か・・・なんでこんな子に引き継ぐかな?どうみても仕事できないでしょ」

メイド「無理にでも引き継がなければならない状況だったんですよ」

メイド「例えば魔王が亡くなった・・・とか」

魔王「!!?」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:54:07.44 ID:xpEeBkgK0
姫「まさか!!そんな情報入ってきて!?」

メイド「いえ、この前魔王城に不穏な動きがあったとの報告も上がってきていますし・・・」

魔王「・・・・・・・・・うん」

メイド「・・・・・・何があったのですか?」

魔王「お父さんが・・・殺された」

姫「勇者?」

メイド「いえ、それならば大々的に魔王の崩御が知らされているはずです」

姫「ということは・・・」

メイド「謀反・・・でしょうね」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 19:57:14.21 ID:xpEeBkgK0
>>1です

ちょいと急用で席はずします
落ちたら・・・まぁ、あきらめて下さい

どうせだれもいないし

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 20:00:12.16 ID:q34STsTkO
100くらいまで続いてりゃ保守したのに

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 20:00:59.40 ID:5752TE8D0
ほす

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 20:04:46.00 ID:7RQQTMFr0
誰もいない...だと?

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 20:12:07.16 ID:lMuZovjg0
ho

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 20:13:48.20 ID:AnChGxcn0
だれもいないことないぞ!

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 20:26:23.41 ID:ZBBBFpky0
待つぞ

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 20:39:13.54 ID:qJ1SwDSFO
どうせ戻って来ても書かないだろうし
誰か書いてー

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 20:44:23.04 ID:ZNmdL6NTO
未来人の>>5がいると聞いて飛んできました。

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 20:47:47.76 ID:uHf2P+1a0
>>5にレスをすると幸せになれると聞いて

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 21:04:50.63 ID:YXs97+kF0
おてんばロリ姫と引っ込み思案ロリ魔王を期待したのに

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 21:07:33.38 ID:9EBPZSklP
保守

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 21:31:58.19 ID:JV3emFYy0
規制解除された俺が保守

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 21:33:04.78 ID:19e6GCBmO
それより、>>12が気になる

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 21:35:31.70 ID:sQ+cBwaO0
せかいをはんぶんこっ

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 21:43:13.00 ID:4o0kW1qC0
ほっしゅ

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 21:48:11.44 ID:JWnazfoM0
スレタイでフイタww

そして>>12の詳細を希望する

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 21:51:46.48 ID:19e6GCBmO
インターネットすごい
>>34、ありがとう

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 22:21:46.60 ID:MS4foS2yP


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 22:29:25.62 ID:ESXRDHQ3O


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 22:34:18.39 ID:AmLSR2cHO


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 22:37:20.42 ID:8XR8TCKZ0


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 22:47:54.00 ID:Nyupl0c8O


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 23:12:44.80 ID:2vpacxaM0
>>5
時間逆行だと……

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 23:35:43.31 ID:eOeCow3b0
ho


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 23:54:27.34 ID:8wfX3NCg0
面白いからほしゅってやんよ

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 00:01:05.06 ID:Wm+O8lXP0
断言する!このスレは間違いなくまとめブログにのる!

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 00:06:48.77 ID:WUNb2Pm40
>>46
断言する!それはない。

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 00:11:58.72 ID:snK01Hh30
最後まで書ければな...

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 00:24:48.24 ID:0G+Jrx3k0
まとめに載ったら俺のレスを一番でっかい字で太く赤でよろしく!

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 00:43:22.08 ID:PPhh6NuR0
>>49
ないわ

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 01:15:09.50 ID:Wm+O8lXP0


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:01:27.38 ID:ZwJlqNp/O
魔王「・・・・・ぐすっ」

姫「・・・謀叛で・・そうなの?」

魔王「・・・・・」ふるふる

姫「違うじゃん」

メイド「あ、あれ?」

姫「じゃ、どうしてお父さん亡くなったの?」

魔王「・・・・言えない」

姫「・・ぷち・・・言わぬなら」

メイド「あ、マズ」

姫「言わせてやろうずホトトギスゥウウ!!!!!!」

魔王「げっほっ!!ぐっ」ぱしぱしぱしぱし

メイド「姫様!入ってます決まってます、ロープロープロープ!!」

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:01:36.43 ID:wYg85QXs0


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:15:40.87 ID:ZwJlqNp/O
魔王「げっほ、げっほ!!」

メイド「さらってきたのにいきなり殺す気ですか!?」

姫「・・ついキュンとなってやった。後悔はしてない」

メイド「どんだけバイオレンスなんですか」

姫「いやぁ、ほらね? 世の中には可愛いもの、美しいもの、綺麗なもの、可憐なもの、麗しいもの、ってなんか色々あるでしょ?」

メイド「はぁ。まぁ、ありますね」

姫「そういうのって、なんかこう・・・砕き潰したくならない?」

魔王「・・・ひっ!?」

メイド「姫様、目がマジです。ぶっちゃけ怖いです」

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:33:14.50 ID:ZwJlqNp/O
メイド「さて、魔王さま。怖い姫様は向こう向いてますから大丈夫ですよ」

魔王「・・・・」カタカタカタカタ

メイド「はーい、はい。怖くなーい怖くなーい」

姫「ったく、おい。また怖くなる前に言っとけー?」

メイド「姫様。少々急かし過ぎですよ?」

姫「だって聞きたいじゃん?私にすら怯える魔王だなんて、よっぽどの理由がなきゃならされないぞ?」

メイド「むしろ逆に姫様に恐れを為さない者を捜すのが難しいです」

姫「少なくとも、その前任の魔王なら私相手に怯えないだろ?」

魔王「・・・・父様は」

姫「ん?」

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:38:24.35 ID:v4DwvjEc0
支援

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:38:25.84 ID:cQ+WIi2qO
この姫には好感が持てる

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:47:05.09 ID:ZwJlqNp/O
魔王「父様は、真面目な方でした」

姫「ふん?」

魔王「家事が趣味で、お城はいつもピカピカでした」

姫「・・・は?」

魔王「なのに!・・あの日っ、父様は僕の目の前でッ!!」

メイド「え、いきなり急展開」

魔王「階段の上で壁を磨いていた所を足をもつらせて、そのまま・・・」

姫「は?」

メイド「は?」

魔王「だから階段には手摺りを付けようって!! あんなに、言ったのに・・!!」

姫「メイドー、茶」

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:49:22.26 ID:BxFQPSBXO
魔王SSばっかり書いてる人?

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:49:35.89 ID:ZbBBBohsO
萌え要素を少なくするべきだった

具体的に言えば女は姫だけで良かった

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:50:01.58 ID:cQ+WIi2qO
くだらねぇw

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:52:04.39 ID:b31WliNI0
>>12
kwsk

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:53:34.46 ID:u0LF1SH70
死因は事故死か
人間との戦争が嫌で疲れて自殺したとか想像しちゃった

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 02:53:54.26 ID:ZwJlqNp/O
メイド「アールグレイです」スッ

姫「ずずーっ」

魔王「それ以来、僕は父様の捻挫が治るまでの間、魔王に任命されたんです」

姫「ぶっふぉっ!?」

メイド「訳します。『捻挫かよ!!?』」

魔王「そして、僕は魔王になりました」

姫「げっほげっほ、あー、気管に入った」

メイド「姫様、ばっちいですよ」

魔王「だと言うのに、いざ任命式を受け様としたあの日、あんな事がおこるなんてっ!!」

姫「続くのか!?」
メイド「続くんですか!?」

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:04:41.15 ID:nEBSsvWCO
続きマダー?

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:08:12.74 ID:ZwJlqNp/O
魔王「あれは、そう。程よい温もりの陽射しの下――」

姫「おい、なんか語り出したぞ」

メイド「お茶のおかわり入りました」

魔王「風が語りかけます。旨い、旨過ぎる――」

姫「てか、さっき拭いたのドレスにかかってるし」

メイド「すぐに着替えの準備を」

姫「やっぱドレスめんどいわ。ローブかなんかラフな奴」

メイド「はぁ、とりあえず脱いで下さい。急いで染み抜きしないと」

魔王「あ、なら僕がやっときます」

メイド「あら、なら任せ・・て・・・?」

姫「・・・お前、なんか語ってたのは?」

魔王「あ。え、と・・かくかくしかじかエトセトラエトセトラなどなどプラスアンドモア以下略」

姫「・・・・・」ぶち

メイド「では、着替え取ってきます」

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:11:57.59 ID:cQ+WIi2qO
そろそろブチ切れた王女が魔王に襲いかからないかな


性的な意味で

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:17:29.73 ID:ZwJlqNp/O
メイド「姫様、着替えをお持ち・・何やってんですか」

姫「え、あ。あっと・・ダンベル?」ぐぐぐっ

メイド「魔王をダンベルにしないで下さい」

魔王「せ、背骨が・・・」みしみし

メイド「さて、魔王様を降ろしてこちらのドレスにお着替え下さい」

姫「えー、結局ドレスかよ。無駄に高いんだろ?」

メイド「はい」

魔王「痛た・・・あ、あの!」

姫「あん?なんだ」

魔王「色はどうせならもう少し薄目の赤にしませんか」

姫「は?」

メイド「・・・!!」

姫「いや、なんであんたそんなに目を輝かせて、ってちょ、メイド何処行くの!?」

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:24:39.57 ID:ZwJlqNp/O
姫「ったく、着替え持ってっちまいやがった。おい魔王、てめ突然何言ってんだ、あ?」

魔王「お姫様」

姫「な、なんだよ」

魔王「お姫様には、お姫様に一番似合う色や組み合わせがあるんです」

姫「は?」

魔王「それをコーディネートしないなんて、僕の美的本能が許しません」

姫「何言ってんだお前。私は私の着たいように着るよ」

魔王「嫌です」

姫「は?」

魔王「い・や・で・す」

姫「はぁ?」

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:29:06.80 ID:J0qLZwAMO
しえ

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:29:54.43 ID:ZwJlqNp/O
姫「えと、何?私にお姫様らしく似合うものをちゃんと着ろって事?」

魔王「はい」

姫「ちゃんと着てたら、その・・お前は嬉しかったりすんのか?」

魔王「はい!!」

姫「ん、そっか・・・

だ か ら こ そ 断 る ! ! 」

魔王「な!?」

姫「ふふん。あ、そうだ」

魔王「・・・」ずーん

姫「なあなあ、もし私が上下違う色の下着付けてたらどうする~?」

魔王「!? 舌かんで死にます!!」

姫「ちょ、おま」

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:34:54.59 ID:kFi7TQ2YO
なーんだ
スレタイで期待したけど糞つまんねぇ

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:36:01.66 ID:ZwJlqNp/O
メイド「ただいま戻りました!!!さぁ姫様!!こちらにお着替え下さ・・今度な何やってんですか」

姫「えと・・い、いやこれにはちゃんと理由が」

メイド「ひ、姫様が実はショタ属性持ちで緊縛プレイ好きだったとは。猿轡付きですか」

姫「ちが、こいつが舌噛んで死ぬって言うから!!」

メイド「・・・何したんです?」

姫「いやぁ・・ねぇ?」

魔王「む~! む~!!」じたばた

メイド「ま、とりあえず着替えて下さい」

姫「へいへい」

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:39:17.31 ID:u65B8puRO
メイドと魔王がケコーンすればよくね

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:42:38.72 ID:ZwJlqNp/O
魔王「有り得ません。普通、人縛ってその前で着替えますか!?」

姫「いや、あんた魔王じゃん」

メイド「で、結局これからどうしますか?」

姫「んー・・おい魔王」

魔王「・・・な、なんで、すか?」

姫「あん?おめ、なんで目ぇ逸らすんだよ」

魔王「いや、だって・・あの」

メイド「姫様、睨み過ぎだからですよ。また泣いちゃいますよ」

姫「に、睨んでなんか、ないぞ? ほら、笑顔笑顔~」ニタァ

魔王「ひっ!?」

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:48:53.40 ID:ZwJlqNp/O
メイド「出た。必殺の姫様微笑みダークサイド。見つめられた相手は死ぬ」

姫「死なねぇよ!失礼な!さて・・」

魔王「ひっ」

姫「魔王よぅ、お前んとこの軍隊って強いのか?強いよな!?強いんだよな!!?」

魔王「ぐ、軍隊!?」

姫「そ。魔王軍。あれだろ?魔界から呼び寄せた魔獣とか魔物とかうじゃうじゃいるんだろ?」

魔王「いません、けど」

姫「でさ、将軍とか・・・・・・あ?今なんつった?」

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 03:55:08.30 ID:ZwJlqNp/O
魔王「ま、魔王軍なんて、いませんけど・・」

姫「・・・・・・はぁ?」

魔王「はぁ、って言われても・・ぐすっ」

姫「泣くなよ、ったく。なぁメイド。魔王城見張ってた奴が言ったんだっけか?強そうな魔物がいるっての」

メイド「はい、確か。凄い数の魔物が庭にひしめき合っているのを見た、だそうですが」

魔王「ぐす、それ・・いつの、話、ですか?」

姫「二ヶ月位、前?」

メイド「はい。その位です」

魔王「なら、それは・・・」

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 04:51:45.02 ID:tyFtcclbO


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 07:23:38.73 ID:lGPyC6gRO
落ちるぞ

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 08:19:01.70 ID:pgASTr5bO
ほす

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 09:21:08.79 ID:YS+eyJm70


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 10:06:18.64 ID:ikTFaVE90
これはおもしろい

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 10:23:56.73 ID:nvC7cGIzO
ほしゅ

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 11:01:53.01 ID:Np6XoQcuO
保守

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 11:30:22.32 ID:ikTFaVE90
ほしゅ

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 11:40:36.42 ID:ZwJlqNp/O
姫「わんもあぷりーず」

魔王「はい?」

姫「こほん。今なんつったゴルァ!?」

魔王「ひぃっ!?」

メイド「姫様、人相崩れ過ぎです」

姫「だって!はぁ!?いや、ありえねーだろお前!!はぁ!?」

メイド「おや珍しい。姫様が混乱している」

魔王「うきゃあーーーーー!!!!?」

メイド「縛った相手をそのままジャイアントスイング!?」

姫「ふ ざ け ん な オ ラ ァ ! 」ポイス

魔王「っ!?」

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 11:50:46.82 ID:ZwJlqNp/O
メイド「――様、――うさま?」

魔王「――――あぅ?」

メイド「お目覚めですか、魔王様?」

魔王「・・あれ、僕なんで・・ッ!?」カタカタカタカタ

メイド「はーいもう大丈夫ですからね。怖くないですよー」

魔王「ぼ、僕・・動けな・・振り回されて・・かべっ・・壁が目の前・・」カタカタカタカタ

メイド「姫様、魔王とは言えまだ子供にどんなトラウマ植え付けてんですか」

姫「つ、ついキュンとなって・・・」

メイド「さっきのやり取りのどこに萌えたんですか!?」

姫「そ、それよりもだ!!」

メイド「なんて無理矢理な」

姫「頼んでやってもいい。もう一度言え」

メイド「横になってる相手に、仁王立ちで見下さないで下さい。といいますか、それ頼んでないです。威嚇です」

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 12:02:43.65 ID:ZwJlqNp/O
メイド「別にいいじゃないですか。魔王様達が近隣の山々のゴミ拾いに集まってたって」

姫「わー、わー。聞こえなーい、聞こえないぞー」

メイド「普通、使い所が違うと思うんですが」

姫「だって!ありえないじゃん!私の知ってる魔王ってさ、もっとこう横暴でふてぶてしくて、人の話も聞かない自己中な・・・なんだよメイド、その鏡」

メイド「いえ、特に他意は」

魔王「・・・ああ、成る程。さっきのそのままお姫様に当て嵌まるから・・ひぃっ!?」

姫「流石魔王。ケッケッケッ、いい度胸してんじゃねーかぁああああ!!!!」

魔王「みにゃああああああああっ!!!?」

メイド「なんと言う勇者。魔王なのに」

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 12:11:52.19 ID:IDKGlLrR0
つまらん 作者は女

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 12:12:47.83 ID:ZwJlqNp/O
姫「ったく!」

メイド「ああ。魔王様がボロ切れの様に」

姫「言われなくても、分かってるっつーの。ケッ」

メイド「あ、自覚あったんですか」

姫「ふん。ただ私は自分に正直なだけだ」

魔王「嘘だッ!!!!!? ・・・うっ」ばた

メイド「最後の力を振り絞って・・なんて健気な」

姫「・・・・きゅん」

メイド「え?」

姫「え?」

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 12:16:28.62 ID:DfOMolLWO
え?

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 12:29:13.73 ID:ZwJlqNp/O
姫「私の知ってる魔王とか魔族ってなんだったんだろうな」

メイド「盛大に流しましたね」

姫「あ!そういえばこの前どっかにドラゴン出るっつってなかった!?」

メイド「魔軍の次はドラゴンですか。確か、魔王城の傍の山だった様な」

姫「まだ居んのか?」

魔王「あ、タマの事ですか?」

姫「タマぁ!?」

メイド「と言いますか、ドラゴンって怖くないんですか、魔王様?」

魔王「ウチのは草食ですから」

姫「草食のドラゴン・・・草食のドラゴン・・」ブツブツ

メイド「火とか吐かないんですか?」

魔王「糸なら吐きますけど・・」

姫「・・・私の夢が・・・理想が・・・腐って逝く・・・」

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 12:42:03.67 ID:zht+Vn+r0
糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい
糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい糸はヤバい
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94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 12:50:22.88 ID:ZwJlqNp/O
姫「あ!! ドラゴンってなんとかブレスとかいう攻撃するよな!?」

魔王「・・・よく、ご存知ですね」

姫「よく身分盾にして討伐隊に混ざってったからな」

メイド「姫様、それはまた初耳なのですが?」

姫「何か聞こえたのか」

魔王「ちなみにウチのタマはフローラルブレスを吐きます。消臭効果があるんですよ」

姫「ドラゴンなのに・・・消臭なんて・・」

魔王「ちなみに僕の着てる服はタマの吐いた糸を紡いで作りました」

メイド「あ、これドラゴンの糸なんですか!?」

魔王「頑張って作りました」

メイド「これ魔王様が作ったんですか!いいですねコレ!!」

魔王「あ、ありがとうございます!!」

姫「どうしてこうなった」

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:11:45.44 ID:ZwJlqNp/O
姫「だいたい魔王ってなんなんだよ」

魔王「魔界から地球支部へ出張してきた者の中で一番偉い人の呼び名です」

姫「は?」

メイド「魔物とか魔獣と言うのは?」

魔王「魔物はこちらで言うチンピラで、魔獣は野生化した魔界の生物です」

メイド「結構、凶暴なんですね」

魔王「なんかこっちの世界にくると皆テンション上がるらしくて」

姫「は?」

魔王「出会い頭にハグしたり、甘えたり、いきなり突っ込み入れてみたくなったりするそうで」

姫「は?」

メイド「・・・人々を襲っているのではない、と?」

魔王「例外はあります。弱きを蹂躙し、強きを我が物に。そういった狂信者がいる事も事実です」

姫「あれ、なんか私空気」

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:20:45.28 ID:ZwJlqNp/O
魔王「ですが、我々の本来の目的は―――」

メイド「黙りなさい」

魔王「うぐッ!?」

姫「ちょ、メイド!?」

メイド「そんな理由で私達の村は襲われた、と?火を放ち財貨を、皆の命を奪ったと?」

魔王「ちが、それは――」

メイド「言い訳ですか?生憎ですが、世迷事も寝言も聞きません。こんなガキ一人、首の骨へし折るくらい簡単――」

姫「プリンセスジャーマンスープレックス!!」

魔王「ゲホゲホッ!!」

メイド「痛っ!チッ、姫様。邪魔しないで下さい。痛い目見ますよ」

姫「ほぅ?言うねぇ。痛い目、見せてみろよ!!」

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:26:47.78 ID:snK01Hh30
うーん、微妙だなぁ

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:27:30.77 ID:ZwJlqNp/O
メイド「はい、姫様。今回はカモミールを入れてみました」

姫「おー。・・ずずーっ。あー、旨いじゃん」

メイド「恐縮です」

魔王「あ、あの・・・」

姫「あん?」

メイド「魔王様も紅茶飲まれますか?」

魔王「あ、いえ・・・はい、いただきます」

姫「でよ。メイドと殴り合った結果。とりあえずお前の所の城に行こうって話になった」

魔王「あ、やっぱりさっきの夢じゃなかったんだ」

メイド「はい、どうぞ。ジャムか砂糖か猛毒はいかがですか?」

魔王「・・・・・」カタカタカタカタ

姫「つー訳だ。行くぞ」

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:43:37.66 ID:NgFaQM7XO
糞つまんない漫才がダラダラダラダラダラダラダラダラ長すぎんだよ
さっさと話進めろ
ゴミ拾いに集まってた事だけ言うためにどんだけ無駄レスしてんだよ

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:45:52.46 ID:ZwJlqNp/O
メイド「はい、到着です」

魔王「え、速!?」

姫「さて、強そうな奴は・・」

側近「あら」

魔王「うわぁ」

側近「やっと見つけましたよ、魔王様。全く半日以上も何処に隠れてたんですか?」

魔王「いや、あの・・・」

姫「あん?誰?」

側近「魔王様?こちらは?」

メイド「こちらはとあるお城の一人娘、姫様にございます。私はその従者、メイドです」

側近「・・・魔王様。しばらく地上の民で無くして差し上げますね」

魔王「待って、僕の話を―――

姫「うっわ、すごっ!!キックだけで蹴り上げ続けるなんて!」

メイド「そんなキラキラした目の姫様見るのは何年ぶりでしょうか」

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:48:46.49 ID:IDKGlLrR0
冗長だ

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:49:00.74 ID:0FNTaguY0
しえn

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:54:55.76 ID:kFi7TQ2YO
まだやってんのかこのゴミ
>>1からは高校の教室で放課後になると急に元気になる3~4人の不細工女共みたいな臭いがプンプンしやがる

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 13:58:28.55 ID:ZwJlqNp/O
側近「なんだ。魔王様がさらわれたのなら早くそう言ってください」

魔王「・・・・」

姫「あ、あのっ!私を弟子にしてください!」

メイド「姫様。自重して下さい」

側近「んー、なら実戦形式でお教えしましょう」

姫「お願いしますっ!!」

側近「そうと決まれば。ほら魔王様、いつまで寝てないで早く起きて下さい」

魔王「逃げなきゃダメだ逃げなきゃダメだ逃げなきゃダメだ」

メイド「所で、実戦とは?」

側近「いえ。ちょっとそこまで、魔皇を狩りに」

姫「は?」

メイド「は?」

魔王「はぁ・・」

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:01:11.14 ID:snK01Hh30
題材は良かったんだがな...

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:02:07.20 ID:h3X20nrM0
>>103
今書いてるの別の人ですよ

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:06:11.16 ID:SqQ1WIVS0
           _,;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙';;、
          ,;';; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; `、
          ,';;;;;,, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;  ;゙;
         /;;;;;;;;  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;   ,,,;;;;;i
         i;;;;;;;;;;;;;;;,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; ;;;;; ,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
         ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;li;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
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            ヽ、`||ヾi;'(:::::゙'゙:::/;;i=i;;;ヽ:::゙'゙::::)゙i;/ |l'ノ/      構わん、続けろ
           /ヽ|l、 ゙i::;;;;/⌒⌒).ヾ..;;;;;;;;;;..ノノ/l.,/\
          /;;;/::ミヾ、./ / / )     '゙ /ミ"i;;;;;;;;\_
       _,.-;;'";;;;;;;;r‐ ミ/゙ ,/ /  /_!/`   /,,l;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;~\
  _,、-‐;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / /  /   /.__,,,..-/ヽ /;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;,,、_
‐'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ノ / .ノ  / ,,, /  ノ/';;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'';;;,,、_
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108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:08:00.01 ID:ZwJlqNp/O
姫「魔王狩り、ですか?」

側近「はい。「まおう」には二つの種類があります。こんなのとなんか勘違いしてる魔皇の二つです」

魔王「こんなの・・」

メイド「具体的な違いはあるのでしょうか?」

側近「純粋に魔界から来たこれは魔王。一方で、人間が魔界に来て力を得たのが魔皇ですね」

姫「なんだ。なら本当にぶっ壊しても問題ないな」

メイド「いや、なんでですか」

姫「元々人間なんだろ?なら後々揉み消す必要があれば権力でどうにかなるし」

魔王「ひ、酷い・・・」

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:08:14.57 ID:Q2TQihYzO
姫「戦争をおわらせようじゃないか、魔王さんよ」

魔王「……」

姫「なに簡単な事だ、この21ヶ条の要求を呑んで貰えればそれで済む、目を通してくれ」

魔王「……!? 馬鹿な!貴様、この私を舐めているのか!!」

姫「おやおやおやおやァ~? アンタまさか断るなんて事は言い出さないよなァ?」

魔王「こ、こんな馬鹿げた要求をのめる筈が……」

姫「ある」

魔王「……有り得ん」

姫「アンタ確か……ぁ~、娘さんか、娘さん居たんだな?」

魔王「!?」

姫「可愛らしいじゃないか、この娘さんが『不慮の』事故でお亡くなりになった日にゃぁ……クククッ」


みたいなのかと思った

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:10:40.27 ID:ZwJlqNp/O
>>106
おや、お帰りなさい1さん

乗っ取っといてなんですが、また続き書きますか?

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:13:06.15 ID:h3X20nrM0
>>110
とりあえす乗っ取ったのなら最後まで責任取って下さいな

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:32:51.80 ID:BWmU6bvQ0
>>110
つまんねーもんだらだら続けやがって責任取って死ね

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:47:49.98 ID:h3X20nrM0
>>110
もう書かないの?

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:49:03.12 ID:ZwJlqNp/O
側近「はい、魔皇城の閠座に到着しました」

姫「あー、気分爽快!」

魔王「主よ、この哀しき骸達に安らかな眠りを与えてあげて下さい。せめて、安らかな眠りくらいは・・・ぐす」

メイド「残虐極まりないですね」

魔皇「貴様ら!これで終わりだと思うn 」メメタァ

メイド「悪虐極まりないですね」

姫「あはははははははは」

側近「ふははははははははは」

メイド「捨て台詞すら聞けないとは」

魔王「カタカタカタカタ・・・」

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:57:33.91 ID:ZwJlqNp/O
姫「さぁて愛しき我が家にご帰還だぁ!!」

メイド「ここは魔王城です」

魔王「大丈夫。怖くないよ、怖くないから」

側近「では魔王様。しばらくお願いいたしますね」

メイド「あの、側近様。魔王様があやされているお子様は?」

姫「そうそう。お姉様、いつの間にあんな子拾ったの?」

メイド「この際、呼び方は気にしてはいけないんですね・・・」

側近「あぁ、あれ。さっきの魔皇」

姫「なんですと」

メイド「この際、何が起きても驚いてはいけないんですね・・・」

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 14:59:17.38 ID:ZNupIoP0O
私はここにいるよ

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:07:51.38 ID:ZwJlqNp/O
側近「首取ったり刺し殺したりしなければ、魔皇は倒すと子供に戻るんですよ」

メイド「なんですか、その新事実」

側近「ただ、魔力はそのままの癖に記憶だけ無くなってるんですよ」

姫「ほほう」

側近「馬鹿みたいにデカイ魔力を持った子供を無責任に人里に戻せませんし、魔界で面倒を見れる人材を見つけてからこうやって連れ帰るんです」

メイド「ちゃんとした教育受ければ再び魔皇にはならないんですね」

側近「その通りです」

姫「で、お姉様。なんで魔王が子守してんの?」

側近「魔王様足り得る最大のお仕事!それが、子守!!」

姫「えー」

メイド「えー」

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:14:15.74 ID:ZwJlqNp/O
側近「特にウチの魔王様は歴代あんな感じだし。機織り得意だわ編み物得意だわで、癒し系オーラ放つのよ」

姫「あー。あのキュンとしたのは私が癒されたからか」

メイド「癒しを暴力で倍返しですか」

魔王『そうだよ。可愛いんだよ、ドラゴンって。ただ、住み処を綺麗にしてあげないと良い糸出してくれないんだ』

子魔皇『へー。お掃除って、大変?』

魔王『一緒にやってみようか?』

子魔皇『うん!』

側近「癒されるでしょ」

姫「・・捻り潰したい・・!!」

側近「え?」

メイド「ああ、今癒されてるんですよ」

側近「え?」

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:20:05.59 ID:ZwJlqNp/O
姫「にしても、お姉様強いですね」

側近「私は魔力が高いですから。身体能力の底上げもしてるんですよ、魔力分」

姫「!!!」

メイド「そんな事が可能なのですか?」

側近「姫様だって無意識ながらしてますよ?」

メイド「今明かされた驚愕の事実」

姫「そ、そんな事より!!お姉様、少しご相談が・・」

姫『ごにょごにょごにょ』

側近「オーケィ、マイシスター!!」

姫「よぅし、そうと決まれば!メイド、とりあえず城に帰ってどっかに別荘建てるぞ!!!」

メイド「嫌な予感」

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:26:29.48 ID:ZwJlqNp/O
数ヶ月後

魔王「うん、新しい服のデザイン。完成だ」

側近「それはおめでとうございます、魔王様」

魔王「ああ、平和って、いいなぁ」

姫「まったくだなぁ、オイ」

側近「おや、いらっしゃい、マイシスター。玄関から来ればいいのに」

姫「いやぁ、窓からのがらしいからさ」

魔王「あの・・・今日は・・・」

姫「おう、ちょっちお前をさらいにきた」

側近「いってらっしゃいませ、魔王様」

魔王「ちょ、なんで止めな、うわぁああああああああッ!!!?」

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:32:02.76 ID:ZwJlqNp/O
魔王「・・・また、増えたね。三人?」

姫「おう、こいつらに似合う服よろしく」

メイド「はーい、皆ー。おやつの時間よー」

子魔皇達『わーい!!』

魔王「いきなり側近と魔皇狩りの旅に出るとか言うから何事かと思ったよ」

姫「ふん、引き取る場所さえあればいいんだからな。私に不可能はない」

魔王「いやぁ、初めて聞いた時は嘘だと思ったよ。あのお姫様が慈善活動なんて・・ハッ!?」

姫「はぁ?慈善活動?」

魔王「え?」

姫「私さ。思ったんだよ」

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:37:58.26 ID:u2Daeqtc0
さらわれた魔王を助けに来た大魔王が魔王を人質に取られて
ぬわーーっっ!!な話かと思ったら違った

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:38:00.67 ID:ZwJlqNp/O
姫「世の中、強い奴なんて、そうそうはいないって」

魔王「あの、まさか・・・」

姫「だから、私!あの日お姉様と決めたんだよ!」

魔王「まさか、この人・・!!」

姫「私が一から鍛えるって!!強敵は待つものじゃねぇ、作るもんだよな!!」

魔王「さ、最悪だ・・・」

姫「つー訳で、だ。魔王」

魔王「・・・はい?」

姫「さらわれてきたんだから、子守よろしくな」

魔王「・・・・はぁ。わかりました」

こうして、世界は今日も平和でした。

めでたし、めでたし。

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:39:06.97 ID:snK01Hh30
とりあえず乙
題材はよかったんだがな...

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:39:29.34 ID:h3X20nrM0
乙ー!!

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:41:39.08 ID:J/k63KgAO
乙ー。最初の方の姫はわりと好きだった

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:50:53.97 ID:OugYUj8Y0
好きなアニメの続編を見てがっかりする感じ

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:51:08.72 ID:h3X20nrM0
とりあえず終わったようなので
>>19の続きから書きます

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:53:59.98 ID:h3X20nrM0
姫「そっか・・・あれ?でも謀反だったら普通首謀者が次の魔王にならない?」

メイド「魔王がまだ幼い事を利用した傀儡政権なのでしょう」

姫「自分は何一つ手を汚さず国を動かす・・・か・・・汚い」

メイド「よくある事ですよ。いちいち同情してたらきりがありません」

姫「でも・・・この子がかわいそう」

姫「こんなちっちゃいのにお父さんが殺されてわけもわからず言うとおりに働かせて・・・」

メイド「やれやれ・・・まったくお優しい事で」

姫「なんか微妙にバカにされてない?」

メイド「いーえ、まったくこの姫は甘ちゃんだなー・・・なんてこれっぽっちも思ってませんよ」

姫「思ってんじゃん」

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 15:57:48.86 ID:h3X20nrM0
姫「決めた!この子は私が育てる!!」

メイド「どうぞご自由に」

姫「あれ?やけにあっさりね?」

メイド「まぁ、誘拐したんですからあとは姫様のお好きなように」

姫「よーし!そうと決まったら!!ほら、魔王!こっち来て!」

魔王「・・・・・・・・・」

姫「ほらほら、早くしてよ」

魔王「・・・・・・うぅ」

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:01:05.90 ID:h3X20nrM0
メイド「いかがなさいました?」

魔王「・・・・・・姫怖い」

姫「なんだとゴラァー!!」

魔王「・・・あぁぁ・・・うぅ・・・」

メイド「姫様、落ち着いて下さい。魔王様が怯えております」

姫「私ってそんな怖い?」

メイド「幼いお子様には十分」

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:04:56.41 ID:js+cBBDjP
>>12
>>62
ウソツキ勇者とツンデレ魔王/トランジスタベイビィ


133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:04:53.03 ID:h3X20nrM0
メイド「姫様、笑顔でございます」

姫「う~ん・・・ニコォ~」

魔王「・・・・・・・・・」

ササッ

姫「隠れないで」

メイド「鏡のまえで笑顔の練習ですね」



134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:07:50.23 ID:h3X20nrM0
姫「しかし困った」

魔王「うぅぅ・・・」

姫「う~ん・・・すっかり怯えてる」

メイド「姫様、ファイトでございます」

姫「もうメイドがお世話する?」

メイド「一度飼うと決めたのですから最後まで面倒みてください」

姫「ペットかよ」

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:10:35.03 ID:h3X20nrM0
メイド「では私はこれで」

姫「行かないでよ」

メイド「うれしい言葉でございますが仕事がございますので」

姫「行くな」

メイド「お断りします」

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:14:04.74 ID:h3X20nrM0
姫「お前はそれでもメイドか」

メイド「いくら姫様のご命令でも理不尽な命には従えません」

姫「これがどこが理不尽よ」

メイド「ぶっちゃけ魔王様のお世話に四苦八苦する姫様が面白そうだからです」

姫「この人ホントにぶっちゃけちゃったよ・・・」

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:18:28.68 ID:h3X20nrM0
メイド「では私はこれで、ご用意がありましたらお呼び下さいませ。気が向いたら向かいます」

姫「クビにするぞクソメイド」

メイド「いやですわ姫様、今のはただの冗談でございます」

姫「あー・・・もういいから、行くならさっさと行って」

メイド「では」

ススッ・・・バタン

魔王「・・・・・・・・・」

姫「はぁ・・・さって、どうしましょっかね?」

138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:21:34.61 ID:h3X20nrM0
魔王「・・・・・・」

ジィー

姫「うわぁ・・・完全に警戒されてる」

魔王「・・・・・・」

ジィー

姫「こ・・・怖くない・・・よ?」

魔王「・・・・・・」

ジィー

姫「どうすればいいのよ」

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:25:55.54 ID:h3X20nrM0
姫「そうだ!何か物で釣ってみるとか」

ガサゴゾ

姫「えっと・・・確かまだあったはず・・・あったあった!」

姫「ねぇ魔王、菓子食べる?」

魔王「・・・・・・お菓子?」

姫「そうそう」

魔王「・・・・・・」

スッ

140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:30:29.74 ID:h3X20nrM0
姫「(よーし!こいこい!!)」

魔王「・・・・・・・・」

スッ・・・ススッ

姫「(こい!こい!!)」

スススッ

姫「よっしゃ!!こーい!!」

魔王「!!?」

びくっ!!

ダダッ!!

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:33:58.02 ID:h3X20nrM0
魔王「うぅぅ・・・」

姫「あっちゃぁ・・・逃げられた・・・もう少しだったのに」

魔王「・・・・・・」

チラチラ

姫「(興味はあるみたいなんだけど警戒心が高すぎるわね)」

魔王「・・・・・・」

姫「それにしても・・・」

姫「まるで小動物みたい」

142 :>>1:2010/01/28(木) 16:44:30.65 ID:hSxLjjPWO
書けなくなったしだれもいないみたいなんで終わりにします。

143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:50:56.82 ID:0FNTaguY0
いるぜ

144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 16:55:37.80 ID:xv0wHSd8O
え?

145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:17:25.83 ID:h3X20nrM0
姫「よし!もう一度!!」

姫「ほ~れ!ほれほれ」

魔王「・・・・・・お菓子」

トテトテ

姫「何?この足音」

魔王「・・・・・・お菓子」

トテトテ

姫「かわいい!!」

146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:24:13.40 ID:h3X20nrM0
魔王「お菓子ちょうだい」

姫「あぁ、ほら」

魔王「・・・・・・」

姫「毒なんて入ってないから」

魔王「いただきます」

パク

モグモグ

姫「おいしい?」

魔王「・・・うん」

姫「そっか・・・・」

147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:28:25.79 ID:h3X20nrM0
魔王「モグモグ」

姫「(なっ・・・何?これは・・・)」

魔王「ハムハム」

姫「(ちっちゃな口でお菓子ほおばって)」

ピタッ

魔王「な、何?」

姫「うっ・・・いや、気にしないで食べて」

姫「(キャー!!!かわいい!!かわいいよぉ!!!)」

148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:32:48.91 ID:h3X20nrM0
魔王「ごちそうさま」

姫「はわぁ・・・はっ!!」

姫「あっ、うん・・・おそまつさま」

魔王「姫・・・その・・・あの・・・」

姫「ど、どうしたの?」

魔王「・・・ありがとう」

姫「ふおおおぉぉぉおぉぉ!!!!」

149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:37:09.41 ID:MLbUIsy/P
腐臭がキツいぜ

150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:36:33.85 ID:h3X20nrM0
魔王「ど!どうしたの!?」

姫「か・・・かわいい・・・」

魔王「かわいい?」

姫「私は・・・」

魔王「???」

姫「かわいいものが大好きなんだああぁぁあぁ!!!!!」

ガバァ!

魔王「うわあぁ!!!」

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:40:31.29 ID:h3X20nrM0
メイド「魔王様!下がって!!」

スッ

魔王「えっ!?」

姫「いやっほおおぉぉおぉぉぉぉおぉぉ!!!!!!」

バッ

メイド「はぁ!!死ね!!」

ドスッ!

姫「・・・・・・」

ドサッ

メイド「ご安心を、峰打ちでございます」

152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:45:43.43 ID:h3X20nrM0
魔王「メイド・・・姫大丈夫なの?」

メイド「えぇ、問題ありません。気絶してるだけです」

メイド「それより魔王様」

魔王「ん?」

メイド「失礼!」

トンッ

魔王「!!?」

ドサッ

メイド「さてと・・・・・・」

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:51:59.59 ID:DfOMolLWO
死ねって……死ねって言ったけど

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 17:55:12.74 ID:h3X20nrM0
姫「う~ん」

パチッ

姫「・・・えっ!?」

魔王「・・・・・・Zzz」

姫「(なななっ!!なんで魔王の顔がドアップ!?)」

姫「(って!なんで私たちベットに寝かされてるの!?)」

魔王「・・・・・・うぅ~ん・・・むにゃむにゃ」

姫「・・・・・・(はにゃ~ん・・・寝顔もかわいぃよぉ・・・)」

155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:00:30.60 ID:h3X20nrM0
魔王「うぅ・・・ん」

ごろん

姫「ゴクリ」

姫「ちょっとぐらい・・・いいよね?」

そぉ・・・

魔王「・・・・・・さん」

姫「ん?」

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:04:42.28 ID:h3X20nrM0
魔王「・・・お母さん」

姫「・・・魔王」

ぎゅっ

姫「(そうだよね・・・魔王が殺されたのなら)」

魔王「んっ・・・・・・」

パチッ

魔王「・・・姫?」

姫「辛かったでしょ?もう安心だから」

157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:10:18.40 ID:h3X20nrM0
ぎゅ

魔王「姫、痛いよ」

姫「・・・・うん」

ぎゅぎゅぎゅ

魔王「だから痛いよ」

姫「うん」

ぎゅぎゅぎゅ・・・めきめきめき

魔王「痛い!いたいたい!!」

姫「あっ!?」

パッ

158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:14:54.81 ID:h3X20nrM0
姫「ごめんごめん。つい力んじゃった」

魔王「死ぬかと思った」

姫「あははははは(涙目の魔王きゅんかわいいよぉ!!)」

魔王「うっ!!?」

ささっ

姫「あれ?なんで逃げるの?」

魔王「うぅぅ・・・・」

さささっ

魔王「うわああぁぁぁあぁぁ!!やっぱり怖いよぉ!!」

ダッ

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:19:59.58 ID:h3X20nrM0
姫「クククッ・・・この私から逃げ切れると思っているのかぁ!!?」

魔王「うわああぁぁぁああぁぁ!!怖いよ怖いよぉ!だれか助けてぇ!!」

姫「あはは、マテマテー!!!」

メイド「やれやれ。これではどちらが魔王なんだか・・・」

メイド「でもまぁ・・・これはこれでおもしろいですね。くくくっ」

160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:25:15.23 ID:h3X20nrM0
姫「さって!捕っかまえた♪」

魔王「ぼ、ぼくはっ、ヒック・・・た、食べても、グスッ・・・おししくな・・・うわああぁぁあぁん!!」

姫「いやいや、食べないよ」

魔王「う、うそっだ・・・そんな事言っても騙されさいんだ・・・ぞ」

姫「だから食べないっていってるでしょ」

魔王「うそだ。うそだよ・・・・うわぁぁぁああぁぁん!!」

姫「かわいいのは好きなんだけど、やっぱ子供はめんどくさいなぁ・・・」

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:28:55.71 ID:h3X20nrM0
姫「うん?あぁ、もうこんな時間か。もういいや」

ぽいっ

魔王「ひっく、ひっく」

姫「さってと、今日の日課日課~」

スッ

メイド「お待ちください姫様」

姫「うわっ!びっくりしたぁ!!」

162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:34:19.30 ID:h3X20nrM0
メイド「魔王様を置いて行かれる気ですか?」

姫「トレーニングに行くだけでしょ?」

メイド「でしたら魔王様もお連れになって下さい」

姫「えー、邪魔じゃん。メイド頼むよ」

メイド「私は多忙の故」

姫「ちなみに何で忙しいの?」

メイド「姫様と魔王様の茶番を観察するためでございます」

姫「うん。正直なのは私好きよ」

163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:36:48.44 ID:0FNTaguY0
姫の腹黒さがなくなってきてる
だがそれがいい

164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:38:11.24 ID:hcnGa5Gu0
お、>>1が戻ってきてたのか

165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:41:41.69 ID:h3X20nrM0
姫「しょうがないからついでにコイツ(魔王も)鍛えるか」

魔王「な、何・・・するの?」

姫「うーんと・・・最初は軽くスクワット1000回からかな?」

魔王「えっ?・・・1000回?そんなの無理だよ」

姫「いいからやれゴラァ!!」

魔王「ひぃぃ!!!」

166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 18:47:14.53 ID:h3X20nrM0
魔王「はぁはぁはぁはぁ・・・もうダメ・・・」

バタッ

姫「なっさけないな、たった100回でダウンなんて」

メイド「姫様、魔王とはいえお子様にいきなりスクワット1000回は無理でございましょう」

姫「えっ!?私がこのぐらいの歳には普通にやってたよ」

メイド「鍛練が趣味の姫様と一緒にしないで下さい」

167 :>>1:2010/01/28(木) 19:02:25.90 ID:hSxLjjPWO
また書けなくなった

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:11:41.55 ID:IVKNXTWn0
ただ書けないじゃ分からんが10回書き込んでるから猿かな?
00分超えてるから、猿ならもう書ける
支援レスが少ないと10書き込みで猿になるから一休み

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:14:53.74 ID:h3X20nrM0
姫「あー、暇だな・・・コイツの修行のために世界一周でもしてこようかなぁ・・・」

メイド「また勝手にお城を抜け出す気ですか?いい加減にして下さいこのおてんば姫」

姫「そうだ!!魔王のために魔王城奪還しに行こう!!」

メイド「もっともらしい理由付けてもダメです」

姫「今は魔王が私の手中にあるんだからいいじゃない」

メイド「意味がわかりません。王に密告しますよ」

姫「ケチー」

170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:17:21.53 ID:LGPWpJ//O
いるよ

171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:21:09.89 ID:h3X20nrM0
*夜*

姫「まぁ、いつものごとく抜け出すだけなんだけどね。ほら起きろ魔王!」

魔王「うぅ~ん・・・なぁに?」

姫「荷物はまとめたから行くよ」

魔王「どこに?」

姫「旅に出る」

魔王「なんで?」

姫「体を持て余してるから(体力的な意味で)」

172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:25:35.98 ID:h3X20nrM0
姫「いいからお前も来い」

魔王「や、やだよ」

姫「えぇい!だったら無理やり連れて行くから」

魔王「うわぁ!またさらわれちゃうよぉ!」

姫「はっはっはぁ!!」

メイド「お待ちください」

姫「ちっ!もうバレたのか!?」

メイド「そのように騒いでいて、バレないはずがないでしょう」

173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:31:54.26 ID:h3X20nrM0
姫「バレてしまったのなら仕方がない・・・無理にでも押し通る!!」

メイド「それは無理でございます姫様」

姫「何を言ってるんだか、私の方が強い事を忘れたの?」

メイド「戦ってみればわかります」

姫「ふふん!だったら叩き潰してあげる!!」

バッ!!

姫「・・・・・・・あれ?私の剣は?なんか刀身スッポリないんだけど」

メイド「あらかじめすりかえさせていただきました」

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:36:27.66 ID:h3X20nrM0
姫「ひ、卑怯な!!」

メイド「一応剣は用意してあるでしょう」

姫「こんな柄だけの剣でどうしろっていうの!!」

メイド「姫様ほどの猛者ならば自身のオーラを刀身に変えることもできるでしょう」

姫「できるわけないでしょ!!」

姫「しょうがない、こうなったら素手で・・・」

メイド「無駄でございます」

くいっ。パカッ

姫「えっ?」

175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:40:25.45 ID:h3X20nrM0
姫「まさか落とし穴とは・・・やるわね」

魔王「うぇ~ん・・・なんで僕まで」

メイド「ふむ、少々大きくしすぎましたか」

姫「くそー!出せー!!」

メイド「しばらくそこでお過ごしください。必要なものがございましたら魔王様の分だけお届けします」

姫「くっ!・・・なんとかしないと・・・」

魔王「あうぅ・・・」

姫「(そうだ!!)」

176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:46:07.80 ID:gOHx+8JuO
支援

177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:46:30.05 ID:h3X20nrM0
姫「おい!メイド!!」

メイド「なんでございましょう姫様?泣き叫んで命乞いしてくださるのですか?それはそれは楽しみです」

姫「違う!!だれがそんな事するか!!」

メイド「なんだくやしさの余り涙ぐみながらもちっぽけなプライドで必死に我慢する姫様が見られると思ったのに・・・」

姫「アンタ、ホント性格悪いわね・・・ってそうじゃなくて!!これを見ろ!!」

ヒョイ

魔王「あれ?何?」

姫「コイツを殺すぞ!!」

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:52:25.34 ID:h3X20nrM0
メイド「それは困りました」

姫「そうでしょうそうでしょう!!コイツの命が惜しくばここかr」

魔王「うわああぁぁああぁん!!やだよぉー!!!」

姫「ったく!またか!!」

メイド「・・・姫様、少しいいですか?」

姫「うるさ・・・何?」

メイド「魔王様を鍛える旅に出るのに肝心の魔王様を殺しては意味無いのでは?」

姫「・・・・・・」

179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 19:56:04.09 ID:h3X20nrM0
メイド「これっぽっちも考えていなかったのですね?」

姫「うん」

メイド「さすが姫様でございます」

姫「なんか最近口が悪くない?」

メイド「いつものことでしょう」

姫「そういえばそうだった」

メイド「私なりの姫様への忠義の表れでございます」

姫「どうみても間違っていると思う」

180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:03:08.20 ID:c5J+HX3gO
みてるよ

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:04:06.76 ID:hSxLjjPWO
PC書き込み限界により移行
とりあえず書きため投下し終わるまではがんばる

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:06:56.92 ID:hSxLjjPWO
*次の日*

姫「暇ー!冒険したい」

メイド「ダメです」

姫「どうしても?」

メイド「どうしても行きたければ王から許可をいただいて下さい」

姫「お父様が許可なんて出してくれるわけないでしょう」

メイド「なら諦めて下さい」

姫「ちぇー・・・・・・・そうだ!!」

メイド「不許可」

姫「まだ何も言ってないでしょうが!!」

183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:09:20.71 ID:hSxLjjPWO
姫「どうすれば城を抜け出せるだろうか・・・んっ?」

魔王「な、何?」

姫「そんな怯えなくていいから」

姫「それよりさ、魔王は魔法使える?」

魔王「簡単なものなら」

姫「どんなの使えるの?」

魔王「火の玉を出す魔法とかなら・・・」

姫「う~ん・・・」

184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:13:11.91 ID:hSxLjjPWO
姫「変身魔法とか使えない?」

魔王「ごめんなさい・・・」

姫「お前はそれでも魔王かぁー!!」

魔王「うわぁ!!ごめんなさいごめんさい」

ガタガタガタ

姫「なんか虐待親の気分」

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:15:59.63 ID:hSxLjjPWO
姫「よし!今から覚えに行くぞ」

魔王「無理だよ」

姫「魔王だったら魔法得意だろ?いけるいける!!」

魔王「うぅ・・・わかりました」

姫「うんうん、聞き分けのいい子は好きだよ」

魔王「(ならべく逆らわないようにしなきゃ・・・)」

186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:19:00.89 ID:hSxLjjPWO
*書庫*

姫「魔法教書はっと・・・あったあった。ほら」

魔王「うん」

ペラッ

姫「ちゃっちゃと覚えて旅に出ようぜ」

魔王「・・・・・・」

姫「・・・・・・・」

魔王「・・・・・・」

姫「・・・・・・・まだ?」

魔王「読めない」

187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:23:17.77 ID:hSxLjjPWO
魔王「できたね」

姫「うん・・・・・・私がね」

魔王「ごめんなさい。レベルが足りなくて」

姫「とりあえず魔法は覚えた!!これでこの城から脱出できる!!」

魔王「なんかすごいうれしそう」

姫「さぁ、出発するよ魔王!!いざ魔王城!!」

魔王「なんか勇者みたい」

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:26:05.07 ID:hSxLjjPWO
ミス
>>187の前にこれ


姫「ちゃんと勉強してるの?」

魔王「だって・・・文字が違う」

姫「あちゃぁ・・・それは盲点だったなぁ・・・」

魔王「だから代わりに読んで」

姫「しょうがないなぁ・・・よく聞きなさいよ」

魔王「うん」

189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:26:30.49 ID:gyRLS0ml0
うむ

190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:28:50.33 ID:hSxLjjPWO
姫「変!身!」

ボワンッ

魔王「なんでポーズ決めてるの?」

姫「ん~雰囲気かな?」

魔王「なんかバカみたい」

姫「あぁん!?」

ギロッ

魔王「ひぃぃ!!」

191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:31:53.37 ID:hSxLjjPWO
姫「というわけで兵士に化けました」

魔王「ちゃんとできてるね」

姫「ふふん!じゃ、行くよ」

テクテク

兵士「・・・・・・」

姫「お疲れー」

兵士「あぁ、お疲れ・・・」

魔王「・・・・・・」

兵士「・・・・・・子供?」

192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 20:43:45.25 ID:Ai5Labiv0
支援

193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:01:12.28 ID:hSxLjjPWO
*城下町*

姫「よし、外に出れたな」

魔王「なんか門番さんが怪しんでたよ」

姫「まぁ、ここまで来たら大丈夫でしょ」

ガヤガヤガヤガヤ

姫「う~ん久し振りに城の外に出れた~」

魔王「なんかイヤな予感がするんだけど」

姫「気にしすぎじゃn・・・」

兵士「いたぞぉー!!」

魔王「ほらね」

194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:04:21.21 ID:hSxLjjPWO
姫「うっそー!なんでバレたのよー!!」

魔王「たぶん僕がいたからじゃないの?」

姫「お・前・の・せ・い・か!!」

ギリギリ

魔王「いたいいたい!!なんでぇ!?」

姫「えぇぃ!おまえが原因だ!あいつらをなんとかしろ!!」

魔王「無理だよぉ!!」

姫「いいからいいから!ほら!お得意の炎の魔法でもぶちかませ」

195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:08:44.60 ID:hSxLjjPWO
魔王「うぅぅ・・・炎よ!」

ボンッ!

キャー!!

姫「よし!よくやった!!」

魔王「あぁ!民家に火が映っちゃった!」

姫「いや、それでいい」

魔王「えっ!?」

196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:12:30.89 ID:hSxLjjPWO
魔王「い、いいの?」

姫「これも計画の内よ」

魔王「何それ」

姫「消火活動に人手を裂かなくちゃいけない分追っ手が少なくなる。後は路地裏にでも誘い込んでボッコにするだけよ」

魔王「僕なんかより姫が魔王やった方がいいと思う」

197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:16:32.44 ID:hSxLjjPWO
姫「というわけで脱出成功イェ~!!」

魔王「あはは」

姫「なんだよ、もっとうれしそうにしなさいよ」

魔王「わ、わ~い」

姫「声が小さい!!」

魔王「イェ~イ!!!」

魔王「うぅ・・・グスッ(泣いちゃダメだ)」

198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:20:56.52 ID:hSxLjjPWO
姫「さて、魔王城に向かいましょうか」

魔王「うん」

姫「・・・・・・」

魔王「どうしたの?」

姫「魔王城ってどこにあるのかな?」

魔王「知らないのに行こうとしてたの!?」

199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:24:47.68 ID:hSxLjjPWO
姫「まぁ、その場のノリでなんとかなるかなぁ・・・って、てへへ(///」

姫「って!魔王が知ってるじゃない!案内してよ」

魔王「えっ!?僕もわかんないよ」

姫「なんでだよ!!自分の家だろ!お前は自分の家の住所すら知らないっていうのかよぉ!!」

ガクガク

魔王「やめて姫!!苦しい!苦しいよぉ!」

200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:29:09.20 ID:hSxLjjPWO
姫「それにしても泣かなくなってきたわね」

魔王「ゲホゲホッ・・・だって姫、泣くと更に殴るんだもん」

姫「私はピーピー泣くだけの弱虫は大嫌いなんだ」

魔王「うん、そうだろうね」

姫「それにしても、どうしましょかねぇ・・・」

魔王「地図でも買えば・・・」

コツン

魔王「ん?何これ?」

201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:31:58.41 ID:W0vfoBtM0
PCと携帯交互で投下すれば猿さんされないんじゃない?

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:33:32.03 ID:hSxLjjPWO
と、こんな中途半端なところで書きため終了、飯タイム

なんでこんな長くしたんだろう…


こんな過疎スレどうにでもなれ

203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:49:43.76 ID:rI7LadPcO
乙!

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 21:59:51.60 ID:dMA1xaVIO
俺「見てるぜ」

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:30:37.27 ID:m8kw9p+FO
姫が魔王を騎乗位で犯そうと企んでたのに、
逆に力で負けて正常位で犯され屈辱を味わう的な話かと思いきや

206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 22:38:47.48 ID:Nq1V6KU3O
スレタイでそこまで妄想するお前が怖い

207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:00:09.18 ID:v4DwvjEc0


208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:09:09.79 ID:ktdKfz8N0
書いていい?

209 :代議士 ◆aWfrM7UWWY :2010/01/28(木) 23:09:47.04 ID:6n1KZ+oPO
>>9
本当だ 28分 つまり一分後の世界からか

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:11:50.40 ID:ZwJlqNp/O
|ω ゜)

211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:20:59.62 ID:hSxLjjPWO
>>208
どうぞ

212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:34:16.79 ID:gOHx+8JuO
>>211
おい

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:39:19.76 ID:hSxLjjPWO
とりあえず>>208が書き始めないようなら再開します

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/28(木) 23:57:20.20 ID:hSxLjjPWO
とりあえず日付変わる前に再開します

おそらく今夜中には終わりません

215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:00:08.03 ID:rkFazhUrO
姫「どうしたの?」

魔王「うんと・・・なんか上から落ちてきた」

姫「ふ~ん・・・」

ヒョイ

姫「やった!これ地図じゃない!」

魔王「えぇ!?なんで都合よく地図が落ちてくるの!?」

姫「どうだっていいじゃないそんな事。細かい事は気にしない気にしない」

216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:05:37.37 ID:rkFazhUrO
魔王「どう見ても怪しいよ・・・あれ?」

メイド「・・・・・・」

ササッ

魔王「えっと・・・メイド?」

姫「よーし!場所がわかったよ!出発!!」

魔王「あっ、うん」

チラッ

メイド「・・・・・・」

ジーッ

魔王「(もしかして付いて来てくれるのかな?)」

217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:09:00.61 ID:rkFazhUrO
*魔王城(城門)*

姫「さぁ、着いた」

魔王「・・・・・・」

姫「どうしたの?あっそっか、久しぶりの我が家だものね」

魔王「うん・・・帰って来た」

姫「さってと、おっじゃましま~し!」

ギギギィ・・・ガァン

姫「・・・えっ!?何これ」


218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:15:00.99 ID:rkFazhUrO
魔王「あっ・・・」

姫「魔族の死骸だらけ・・・どういうこと?」

魔王「あぁぁ・・・」

姫「もしかしてもう勇者が・・・魔王?」

魔王「うあぁぁあぁぁあああぁぁあ!!!!!」

姫「ちょっと!どうしたのよ!?」

219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:20:07.67 ID:rkFazhUrO
魔王「やだよ・・・やめて・・・」

姫「魔王!!しっかりしなさい!!」

魔王「お父さん・・・お母さん・・・死んじゃ・・・やだよぉ・・・」

姫「ちっ!(死体見て殺された両親の事がフラッシュバックしたのか)」

魔王「うぅぅ・・・うわぁぁん・・・」

姫「あーもう!だから泣くだけのガキは嫌いだって言ってるだろうが!!」

ドゴォ!!

220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:29:02.99 ID:rkFazhUrO
魔王「うわぁぁあぁぁあああぁぁん!!」

姫「だから泣くなって言ってるだろぉ!!」

バシィ!!

魔王「うわぁぁあぁぁあああぁぁん!!」

姫「いい加減にしやがれ!!」

グイッ

魔王「うぅぁ・・・グスッ・・・」

姫「ったく!世話がやける」

221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:30:16.63 ID:Lv7WVp/DO
宝箱にペニパンがあって姫が魔王のアナル頂けばいいのに

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:36:35.26 ID:rkFazhUrO
姫「ねぇ魔王。辛い?悲しい?」

魔王「もうヤダよぉ・・・だれか助けて・・・」

姫「聞きなさい魔王、助けて欲しければ私の話を聞きなさい」

魔王「うっ、グスン・・・うん」

姫「いい加減気づきなさい。そうやっていつまでも泣いていたって意味なんてないって事に」

魔王「で、でもっ・・・お父さんが・・・お母さんが・・・死んじゃった」

姫「だから何?えぇ!確かにアナタの両親は死んだみたいね。でもだからそれが何なの?」

魔王「うっ・・・うわぁぁあぁぁあああぁぁん!!」

姫「いいから黙って聞け!!」

223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:41:30.85 ID:vhZvheos0
規制解けたぁー!

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:42:14.89 ID:rkFazhUrO
姫「確かにお父さんとお母さんが死んでしまったのは悲しいでしょうね。でもね、悲しくていっぱい泣いて泣いて泣きじゃくっても死んだ人は帰ってこないの」

魔王「帰って・・・こない。お父さんもお母さんも・・・もう帰ってこない」

姫「えぇ、それにアナタは男の子で魔王でしょう?将来は立派にお父さんの後を継いで立派な王様になるんでしょ?」

魔王「・・・・うん」

姫「いい、男には泣いていい時と泣きたくても泣いちゃいけない時があるの。今は・・・どっちかわかる」

魔王「うん・・・じゃぁ僕はいつ泣いていいの?」

225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:47:16.39 ID:rkFazhUrO
姫「それは自分で考えなさい・・・って言いたいとこだけど特別に教えてあげる」

魔王「うん・・・ありがと」

姫「とりあえず敵ぶっ殺してうれし涙と一緒に泣きなさい!それ以外の時に私の前で泣いたらぶん殴る!」

魔王「えぇー!!」

姫「まぁ、がんばりなさいな」

グシャグシャ

魔王「わっ!姫!髪いじらないで」

姫「あっはっはっ!」

226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:48:45.81 ID:ekUct1gk0
お父さんの胸とトイレの中だろ

227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 00:49:34.79 ID:rkFazhUrO
おやすみなさい


228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 01:34:02.18 ID:RIhAzE7V0
おやすみ

229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 02:59:58.00 ID:RIhAzE7V0
おやすみ

230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 04:32:11.89 ID:MBk7ViJh0
ho

231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 04:56:19.60 ID:dN1+xkRT0
>>226
便器に顔突っ込むくらいなら少々汚くても親父の胸の中だな

232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 05:35:33.98 ID:qu5yzR9+O
規制解除保守!

233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 08:16:56.26 ID:U5JGyGrE0
ほしゅ

234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 09:28:26.57 ID:U5JGyGrE0


235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 10:02:27.24 ID:qeo8VVFei
>>226
早苗さん乙

236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 10:56:16.19 ID:jLaskKBTO


237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 11:54:52.53 ID:rkFazhUrO
なぜこんな過疎スレが夜を越せるんだ・・・

238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 11:58:49.90 ID:rkFazhUrO
姫「やし!もう泣き止んだね」

魔王「うん。今度こそもう泣かないから」

姫「ふふっ、頑張れ男の子」

魔王「頑張る!!」

姫「・・・さて、そろそろ行こうか」

魔王「危なくないかな?」

姫「大丈夫大丈夫!!勇者だったら味方だし」

魔王「僕、魔王だよ?」

姫「・・・まぁ、なんとかなるでしょ」

239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:04:27.93 ID:rkFazhUrO
*魔王城(玉座)*

勇者「これで終わりだ!魔王!」

魔王?「おのれぇ・・・ようやくこの頂を得たというのに、こんな所で・・・」

姫「やっぱり勇者だったか」

魔王「・・・幹部だ」

姫「あそこで勇者達に殺されそうになってるのがカタキか?」

魔王「うん。あいつがお父さん達を卑怯な手で殺したんだ」

240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:09:15.18 ID:rkFazhUrO
姫「ちっ!この私が直々にぶっ殺してやろうかと思ったんだけど勇者達に先を越されたか・・・せっかくだからとどめだけはくれと頼んでみるか」

ザッ

魔王「ちょっと!姫!!」

勇者「むっ、何者!まだ魔物が残っていたか!」

姫「こんにちわー」

勇者「・・・はぁ?・・・人間」

姫「いきなりで悪いんだけどそいつ殺すのちょっと待ってくれない?」

241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:13:01.09 ID:rkFazhUrO
勇者「なんだと!?・・・む、そうか!お前は人間に化けた魔物だな!」

姫「なんでそうなるのよ・・・」

勇者「黙れ!私は騙されないぞ!お前は魔族の子を連れているではないか!」

魔王「あわわ」

姫「しまっ!!」

242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:17:08.95 ID:jRmOuQ/d0
支援

243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:19:06.76 ID:rkFazhUrO
幹部「魔王様・・・勇者を早く」

魔王「えっ!?」

勇者「なんだと?貴様今なんと言った」

幹部「くくくっ・・・愚かな勇者よ、我は魔王にあらず、真の魔王とはそこにおられる先代魔王様の息子様だ」

勇者「なんだと!こんな幼子が魔王だと言うのか!」

姫「てめっ!自分で担ぎ上げておきながら今更かよ!」

魔王「ど、どうしよう姫!」

姫「まずい流れだ・・・」

244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:25:17.23 ID:rkFazhUrO
姫「(こうなったら・・・)」

姫「騙されるな勇者!それは魔王策略だ!!こんな子供が魔王なわけがないだろう!」

勇者「・・・関係ないね」

チャキ

勇者「例えその子供が魔王で無かろうと魔族の子であることは明白・・・魔の者死すべし」

姫「こんのバカ勇者!」

チャキ

勇者「剣を向けるか・・・ならお前が人間だとしても容赦しない」

姫「上等!やれるもんならやってみなさいよ!!」

245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:30:12.90 ID:rkFazhUrO
姫「はあぁぁ!!」

ブゥン

勇者「むぅん!」

ガキィーン

勇者「(真っ直ぐで鋭い太刀筋・・・強い)」

姫「(やっぱり余裕で対処されるか・・・でも!)」

姫「まだまだぁ!!」

ヒュヒュヒュン

勇者「!!?」

ガガガガキィーン

姫「(これも防ぐか・・・)」

246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:35:32.31 ID:rkFazhUrO
勇者「魔法使い!サポートを頼む!」

魔法使い「はいよ!・・・炎よ!」

ボォーン

姫「うわ!危な!ちょっと!卑怯じゃない!こういうのは一騎打ちじゃないの!?」

勇者「黙れ!魔族の手下よ!ならばそちらも仲間を呼べばいいだけだろう!」

姫「そんな・・・仲間なんて・・・」

チラッ

魔王「えっ!?僕も戦うの?」

247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:40:18.48 ID:rkFazhUrO
姫「いやいい(レベルが違い過ぎる、今の魔王じゃただ殺されるだけだ)」

???「やれやれ、早く仲間を呼んで下さい。正直出番がなくて暇でございます」

勇者「むっ!本当に仲間を呼んで来たか」

メイド「そういうわけです。というわけで姫様の親愛なる僕、メイドが来ましたよ」

姫「あれ?なんでメイドがここにいるの?」

魔王「気がついてなかったんだね・・・」

248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:40:29.27 ID:LxTOMthnO
支援

249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:47:21.10 ID:rkFazhUrO
戦士「やれやれ、勇者、さっさとこの魔物の群れをぶっ殺そうぜ」

姫「これで3対2か・・・」

メイド「姫様、少々よろしいですか?」

姫「何?」

メイド「ここは私がお引き受けしますので姫様は魔王様をお連れになってお逃げ下さいませ」

姫「はい!?何言ってるのメイド?今時そんな自己犠牲無駄打ちしてもカッコよくないよ」

メイド「いえ、現実的な話でございます。残念ながら我々だけでは勇者達には勝てません」

250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 12:52:03.68 ID:rkFazhUrO
姫「なんでよ!やってみなきゃわからないでしょ!!」

メイド「いえ、無理でございます」

姫「なんでよ・・・」

メイド「単純に数の理でございます。いくら姫様がお強くとも二人を同時に相手する事はできないでしょう?」

姫「だから逃げろって?勝てないからって尻尾を巻いて逃げろっていうの!?」

メイド「そうでございます」

姫「っつ!!」

251 :>>1:2010/01/29(金) 13:12:47.12 ID:vR0Qa5jw0
pc使えるようになっつたので移行します。



姫「・・・・・・それでメイドが残って三人の相手をするって?無茶しないでよ」

メイド「これしか手はありません。お覚悟を姫様。大丈夫でございます、私は死ねません」

姫「・・・・・・せない」

姫「そんな事はさせない!メイドの残すぐらいなら私が残る!!」

メイド「わかりました、ではご武運を」

姫「・・・・・・うん?あれ?メイド?」

メイド「魔王様は私にお任せを。姫様は勇者のくいとめ役よろしくお願いします」

姫「あれー???」

252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:18:56.98 ID:vR0Qa5jw0
姫「えっ!?ちょっと!うそ!なんでそうなるの・・・・って!もういないし!?」

勇者「どうやら魔物は恐れをないして逃げ出したようだな」

姫「あぁ!もう!やってやろうじゃないの!!」

勇者「一人でも立ち向かうその姿的、敵ながら立派。しかし容赦はしない」

姫「うっさい!ごちゃごちゃ言ってないでさっさとかかってきなさいよ!!」

勇者「参る・・・はぁぁ!!」

ガキィーン

253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:25:45.47 ID:vR0Qa5jw0
メイド「ここまで来れば大丈夫でしょう」

魔王「メイド・・・姫置いてきちゃったけどいいの?」

メイド「姫様なら死にはしないでしょう・・・でもまぁ、一応助けに行きますか」

魔王「うん、よかった・・・」

メイド「・・・・・・強く生きて下さい魔王様(ボソッ)」

魔王「えっ?何?今なんて言ったの?」

メイド「いえ、何も。魔王様。くれぐれも人間に魔族であることがばれないよう」

魔王「うん。わかってるよ」

メイド「では、行ってまいります」

254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:29:23.24 ID:vR0Qa5jw0
*数日後*

魔王「メイド遅いなぁ・・・何してるんだろう・・・」

魔王「・・・・・・」

魔王「人間に見つからないように森に隠れてるように言われたけど・・・」

魔王「ちょっとくらい出かけても・・・いいよね?」

魔王「・・・・・・よーし!!」

255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:33:33.01 ID:vR0Qa5jw0
*人間の街*

魔王「(この変装、バレてないよね?)」

ドキドキ

魔王「えっと・・・魔王城は・・・うん、もう少しだ」

魔王「この街で少し休憩したら出発しよう」

ガヤガヤ

魔王「なんだろう?あそこ人間がいっぱい集まってる」

魔王「ちょっと見に行ってみよ」

256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:40:30.53 ID:vR0Qa5jw0
*掲示*

以下の者、魔族に寝返りし裏切り者故に極刑に処す
また、刑執行は城下広場にて公開とする。

日時:○○

裏切り者:姫、その従者メイド



魔王「うそ・・・なんで・・・」

ガヤガヤ

まじかよー!一国のお姫様が実は魔王の手先だって?

魔王「姫とメイド・・・捕まっちゃったの?」

257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:45:18.90 ID:vR0Qa5jw0
*牢屋*

兵士「というわけで、お前たちの公開処刑の日時が決まった」

姫「はいはい、ごくろうさん。もう行っていいよ」

兵士「ちっ!裏切り者風情が!」

スッ

メイド「姫様は相変わらず元気でございますね」

姫「まぁね、こんな狭い所に閉じ込められてたら体がうずいちゃってしょうがないよ」

メイド「もう暴れないで下さいね。そんな事してもこの牢屋は壊れませんから」

姫「あーもう・・・暇ぁ・・・」

258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 13:51:27.69 ID:vR0Qa5jw0
姫「魔王・・・どうしてるかなぁ・・・」

メイド「森でおとなしくしてるよう言いましたが・・・せめて人里に出てくるとしても私達が処刑された後のことを祈るばかりです」

姫「私はこのままむざむざ殺されるのを待つわけじゃないわよ」

メイド「ならどうする気で?どうやって脱走なさる気で?」

姫「ふふん、確かに牢屋は壊せないでしょうね。でもねそれでも一度だけ外に出る時があるのを忘れた?」

メイド「はて、いつでしょう?」

姫「勝負は刑の執行の際に広場に連行される時!この時周りの兵士をぶっ倒す!!」

メイド「やはりいつもの姫様でございました」

姫「あれ?私なんで今バカにされたの?」

259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 14:02:07.19 ID:vR0Qa5jw0
メイド「姫様、連行の際に配置される兵が一人や二人とお思いで?」

姫「やっぱり無理かなぁ?」

メイド「暴れれば大量の兵に囲まれて取り押さえられるのがオチです」

姫「ん~でもウチのヘナチョコどもなら・・・いけると思う・・・だけどなぁ・・・・」

メイド「いくら脳みそまで筋肉の姫様でも無理なものは無理です。勇者との戦いでわかったでしょう?」

姫「いや!あれは違う!!勇者がとんでもない卑怯者だったからだ!一対一なら勝てた!!」

メイド「だから、いくら強くても数の前には無力という話ですのに・・・話聞いて下さいバカ姫」

姫「うるせぇ!!」

260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 14:08:47.49 ID:vR0Qa5jw0
姫「あとはほら!もしかしたら魔王が強くなって処刑寸前に颯爽と現れてさらっていくとか」

メイド「あの幼い魔王様が急にそんな強くなるとお思いで?」

姫「うん。やっぱ無理かも」

メイド「諦めて処刑されましょう」

姫「えー!やだやだー!!」

メイド「あぁ、姫様のこのおバカももうすぐ見れなくなると思うのは悲しいです」

姫「くそぉー!おい!!魔王!!お前魔王だろ!!さっさと姫をさらいに来いよ!!」

魔王「えっと・・・わかりました」

姫「って!本当にきたぁー!!!」

261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 14:10:28.24 ID:jRmOuQ/d0
支援

262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 14:15:58.95 ID:vR0Qa5jw0
メイド「おや、これは私にも予想外です」

姫「って、お前どうやってここまで来たんだよ」

魔王「うんと、がんばって変身魔法覚えた。あの時はレベルが足りなかったけどやり方は覚えてたから」

姫「魔王愛してる!!」

魔王「えへへ(///」

姫「これでようやくこの城からおさらばできるな」

メイド「ご武運を、姫様。魔王様」

姫「あれ?メイド?」

メイド「私は変身魔法は使えませんので・お二人でお逃げ下さい」

263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 14:26:59.17 ID:vR0Qa5jw0
姫「ふざけるな!!置いていけるわけないだろう!!」

メイド「しかし、私を連れていては逃げ切れませんよ」

姫「うるさい!連れて行くっていったら連れていく!!」

メイド「姫様・・・・・・」

おい!お前!どうした!?

魔王「あぁ!もうバレちゃった!!」

姫「よし!もうこうなったらメイドを連れてても連れなくても変わらない!!行くよ!!」

264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 14:31:35.38 ID:vR0Qa5jw0
姫「どりゃぁ!!」

バキッ

メイド「っ!殺っ!!」

シャキン

ドサッ

メイド「ご安心を、気持ち峰うちでございます」

こ、こいつら強いぞ!

姫「お前らが弱いんだろぉ!!ちゃんと鍛えてるのかぁ!!あぁん!?」

265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 14:41:45.86 ID:vR0Qa5jw0
勇者「そこまでだ!!魔族に加担する裏切り者よ!!」

おー!勇者様だ!これで安心だ!

姫「来たな勇者・・・今度こそぶっ殺す!!」

勇者「愚かな・・・あの時魔に魅入られたとはいえ人間だからと情けをかけたのが間違いであった」

姫「そうだね、あの時私をちゃんと殺さなかったんは間違いだった」

勇者「処刑を待つまでもない!この場で葬ってくれる!!」

姫「この前のように行くと思うなぁ!!」

ガキィーン

266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 14:49:47.17 ID:vR0Qa5jw0
姫「おらおらおら!!!」

キィン!キィン!ガキィン!!

勇者「くっ!!魔法使い!!」

魔法使い「はいよっと!炎よ!!」

ゴォ!!

姫「くそっ!また」

魔王「炎よ・・・」

ボォーン!!

魔法使い「何!?」

姫「よーし!ナーイス!!魔王!」

267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 14:54:11.31 ID:o/RhOi83O
支援

268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 14:54:26.76 ID:vR0Qa5jw0
姫「死ねぇ!!勇者!!」

戦士「くっ!勇者!!」

メイド「させません」

キィーン!

戦士「くっ!!」

メイド「一度言ってみたかったんですよねぇ・・・」

メイド「ここを通りたければ私を倒してからにして下さい」

戦士「うごぉ、勇者!!」

勇者「私は・・・魔族なんかには負けない!!」

ガキィーン!!

姫「うるせぇ!!さっさと死ねぇ!!」

269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:02:42.99 ID:vR0Qa5jw0
魔法使い「「くっ!!風よ・・・」

魔王「風よ・・・」

ブォーン

魔法使い「そんな・・・なんでこんな子供の魔法で相殺されるんだ・・・」

魔王「僕は魔王だ!!」

姫「ひゅぅ!!カッコイイぞ魔王!!」

魔法使い「な、魔王だと!!ならばあの魔物が言っていた事は本当だったのか!」

姫「さぁ、覚悟しろ勇者」

勇者「ならばこの場で魔王を打ち倒す!!」

姫「その前にお前は私の手でぶっ殺してやる!!」

270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:10:41.38 ID:vR0Qa5jw0
姫「はぁぁ!!」

ガキィーン

勇者「うぐぐぐぐぐぐ」

ガチガチガチ

姫「うぐぐ・・・うあああぁぁあぁあぁあぁ!!!!!!」

勇者「お・・・ぉぉ・・・うおぉ!!」

キィーン!!

ヒュンヒュン・・・カランカラーン

勇者「け、剣が・・・」

姫「死ねえええぇええぇぇぇ!!!!!!」

ザジュ!!

271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:14:48.03 ID:o/RhOi83O
いいね

272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:15:35.49 ID:vR0Qa5jw0
勇者「あがっ・・・ぐふっ・・・あっ・・・」

ポタッ・・・ポタッ・・・

勇者「私は・・・勇者・・・魔族を・・・」

姫「・・・・・・」

ズリュン

ブシャー

勇者「あっ・・・あつ・・・」

ドサッ

魔法使い&戦士「勇者!!!」

魔法使い「そんな・・・勇者が殺され・・・」

姫「・・・勝った・・・勝ったぞぉ!!!!」

273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:20:32.73 ID:o/RhOi83O
まさか殺すとは

274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:21:20.78 ID:vR0Qa5jw0
魔法使い「勇者・・・くそぉ!!炎y」

チャキ

姫「アンタも死ぬ気?」

魔法使い「うぅぅ・・・」

姫「さって、行きましょうか」

メイド「えぇ・・・」

戦士「・・・・・・」

チャキ

戦士「うぉぉ!!!よくも勇者をぉ!!」

姫「っ!!?」

ザシュ!!

275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:23:51.92 ID:Wpn8evpoO
追い付いた支援

276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:26:45.37 ID:vR0Qa5jw0
戦士「おぉぉ・・・・」

ドサッ

姫「・・・あれ?私斬られて・・・」

メイド「ご無事ですか?姫様」

姫「あぁ、ありがと。メイド」

メイド「こrでも姫様専用の従者ですので」

魔王「よ、よかったぁ・・・」

魔法使い「うぅぅ・・・」

姫「あなたはどうする?」

魔法使い「ひぃ!!うわあぁぁぁ!!!!」

ダダダッツ

姫「さ、これでようやく終わりね」

277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:34:41.07 ID:vR0Qa5jw0
姫「う~ん・・・兵士達も逃げ出しちゃって・・・ホント情けないこと」

メイド「自称魔王と勇者を倒した怪物がいるのですから仕方がないでしょう」

姫「怪物って私の事?」

メイド「いえ、むしろ姫様の方が魔王にふさわしかったでしょうか?」

姫「魔王はこの子よ。そんなのやるつもりはないから・・・ほら魔王!がんばりなさいよ!!」

魔王「うん。がんばる」

姫「さって、これからどうしましょ・・・あっ・・・お父様」

王「魔族に加担する裏切り者を娘に持ったつもりはない」

姫「はいはい、そうですか・・・王様」

278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:38:35.90 ID:vR0Qa5jw0
姫「それで、私達を捕えるおつもりで?」

王「そのつもりはない」

姫「あらら、ならもう行かせてもらいますね」

王「好きにするがいい・・・」

姫「ならお言葉に甘えて」

スッ

メイド「・・・・・・」

ペコリ

王「・・・メイド(ボソッ)」

メイド「・・・・・・なんでございましょう?」

279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/29(金) 15:44:47.07 ID:vR0Qa5jw0
王「・・・娘を頼む」

メイド「もちろんでございます。私は姫様専用の従者でございますので」

王「うむ・・・」

王「魔王よ聞け!!!」

王「貴様の悪行もいつまでも続かぬ!!今回は我らの敗北であろうが、次こそは貴様を打ち倒してくれる!!」

姫「ふぅ~ん・・・言うねぇ・・・王様」

魔王「あ・・・あの・・・僕は」

姫「おい、魔王、こういう場合はこう言ってやれ・・・ゴニョゴニョ」

魔王「うん、わかった」

魔王「・・・じょ、上等だこのクソジジィ!こんどはもっとマシなヤツよこせよ!!ぐははははは!!!」

姫「あははははははははっ!!よく言った!!」

魔王「(///」

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