1 :以下、名無しにかわりましてVIP がお送りします:2010/04/10(土) 23:00:23.15 ID:
u47x/9rB0 勇者「は・・・?」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:03:47.27 ID:u47x/9rB0
勇者「なんだなんだ、スライムじゃないか。」
格闘家「あ、スライムだ!ぶったおせ!」
魔法使い「スライムとか、倒す価値も無いんですけど。ほこりとかと一緒だしww。」
賢者「ほこりは掃除しないと!」
勇者(ちょ、待て!ここは、逃げるしかないな。)
誰も見て無くても、自己満足で書き込むよ
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /10(土) 23:06:33.01 ID:u47x/9rB0
勇者「とりあえず、宿屋は抜けた。」
格闘家「待て待てー。」
勇者(しつけぇ!)
魔法使い「なんで、そこまでムキになってんのw」
賢者「格闘家は掃除好きだもんね。」
勇者(洒落にならねぇ!)
魔法使い「しょうがない、えいっ。」
勇者(炎飛んできたし。これはもう、終わったか・・・。)
今思ったけど、格闘家じゃなくて武闘家だった。
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /10(土) 23:09:07.88 ID:u47x/9rB0
スラ「あぶねぇ!」
勇者「!?」
スラ「おい、とりあえず逃げるぞ!こっちに逃げ道あるんだ!」
勇者「お、おう・・・。」
武闘家「あれ?消えた。」
魔法使い「何逃がしてんのwww」
スラ「危なかったな、新人。」
勇者「どもっす・・・。」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:11:20.11 ID:u47x/9rB0
勇者「魔物って大変っすね。」
スラ「ああ・・・常に死との隣合わせた。お前、この世界入って 何年だ?」
勇者「まだ一日なんですけど・・・。」
スラ「何、そういえば見ない顔だな。名前は何と言う?」
勇者「勇者っす・・・。」
スラ「馬鹿野郎、そんな名前捨てちまえ。」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:14:06.34 ID:u47x/9rB0
勇者(どうしよう、本当に勇者とかいえねぇ。ああ、武闘家達行っちまった・・・。)
スラ「まぁいい、抜け道使って帰るぞ。」
勇者「え、ちょ・・・。」
勇者「何ここ・・・。」
スラ「なんだ?何にも知らないんだな。まぁいい、怖い目にあったみたいだからゆっくり休め。」
勇者「あ、はい。どもっす・・・。」
勇者(俺らが泊まる宿屋よりいいんだけど・・・設備・・・。)
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:16:20.45 ID:VizEsIu+0
このペースなら読んでやる。
④
上から目線でごめんなさい。
続けてください。
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:18:37.44 ID:u47x/9rB0
スラ「しかし、何故奴らに追われていたんだ?」
勇者「いや、なんと言いますか。実は元々勇者だったんですよ。魔法かなんかで魔物になりました。」
スラ「はっは、冗談きついなぁ。面白いって言ってやるよ。」
勇者(冗談じゃねぇ・・・。)
スラ「んで?本当の理由は?」
勇者「あ、はい。初めて表の世界に来たんで、浮かれてたら奴らに見つかりました。」
スラ「はぁ、これだからゆとりは・・・。」
勇者「ゆとり?」
スラ「ああ、お前らの事だ。最近のゆとりは表の世界の怖さを知らない。俺は長年表の世界にて活動を続けているが・・・ 勇者共は悪魔より悪魔だ。レベル上げとか言って、無差別に俺らを倒す。」
勇者「あー・・・。」(なんつーか・・・ごめんなさい・・・。)
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /10(土) 23:23:31.63 ID:u47x/9rB0
スラ「おまけになけなしの金まで奪っていく。最近はスライム同士で強盗やら殺スラが目立つが、まだまだ勇者に比べれば甘いものだ。」
勇者「そうなんですか・・・。」
スラ「お前、ちょっとはニュースとか見たほうがいいと思うぞ。」
勇者「あ、はい。」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:24:12.54 ID:u47x/9rB0
―― 一方、武闘家達は
武「勇者さん居ないっすね。」
魔「夜逃げかなぁwww冒険(笑)も終盤入って、魔王目前にして逃げ出すとかww」
賢(ずっと、思っていたが・・・魔法使いの喋り方うぜぇ・・・。)
魔「でもまぁ、勇者いねーと面倒だし、探すか。」
武「問題は、どうやって探すかだな。」
賢「こんなこともあろうかと、勇者にはGPSで探知できるように、頭の所に機械を仕込んでおいた。」
魔「やる事ひでぇww」
賢「逃げ出す気まんまんだったしな。念には念をいれだ。」
魔「お前wwよく悟り開けたなww」
賢(うぜぇ・・・。)
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:26:25.46 ID:u47x/9rB0
賢「ん・・・ダメだ。場所が特定できない。」
魔「つかえねぇwwwマジ口だけだなwwお前ww」
賢(こいつ・・・魔王倒したら、社会的に絶対殺す・・・。)
武「賢者が見つけられないのなら、仕方ないな。うーむ、とりあえず森あたり探してみるか。」
賢「そうだね、もしかしたら機械の故障かもしれない。」
魔「賢者なのに機械に強いってなんかシュールだよなww」
賢(趣味だっつーに・・・。)
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:29:47.49 ID:u47x/9rB0
―― スラサイド
スラ「おい、起きろ。朝だ。」
勇者「ん・・・あ、はい。おはようございます。」
スラ「うむ、お前のようなゆとり新人最近増えているようだからな・・・俺の頃は先輩より早く起床は普通だったが、これも時代の形と言う事か。」
勇者(何言ってんだ、こいつ。)
スラ「だが、まぁお前はいいほうだ、他のスライム達は、仕事につかなかったり、塚に引きこもったりとした奴らが多く目立つ。最悪の時代だ。おまけに、コウモリ共と無理矢理同盟組もうとして「スラ愛」とか言って、売スラするわ。」
勇者(魔物の世界ってそんなに情勢最悪だったのか・・・。)
スラ「おっと、ここらへんは愚痴になってしまう。紹介したい奴らがいる、ついてきてくれ。」
勇者「あ、はい。」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /10(土) 23:32:21.28 ID:u47x/9rB0
>>7
ありがとう、書いてて気づかなかったw
スラ「実はな、俺は軍事学校の教師をやっているんだ。」
勇者「先生だったんですか。」
スラ「ああ、だからお前みたいなゆとりスラには頭を抱えている。表の世界の事なんてどうでもいいと思っている奴が多くてな。」
勇者「はぁ・・・。」
スラ「しかも、高齢化まで進んでいる。平均寿命が上がるのはいいのだが、それに比例するかのように表の世界に出向く奴も少なくなりつつある。」
勇者「あー、表の世界に出る奴が少ないから、平均寿命上がるんですね。」
スラ「そういう事だ。分かっているじゃないか。」
勇者「あ、はい どうも・・・。」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:36:01.24 ID:u47x/9rB0
スラ「所で、お前には女が居るのか?」
勇者「いきなりなんですか。」
スラ「いや、最近は少スラ子化も目立っていてな、子供がなかなか出来ない時代なんだ。お前も早いうちに結婚し、表の世界に出て勇者共と戦いつつ、家系を養っていくんだぞ。」
勇者(ん、待て おかしいな・・・。)
勇者「表の世界の勇者って俺達にトドメさしているじゃないんですか?」
スラ「お前、もしかして記憶喪失か何かか?スライムは1回死んでも個人差があるが、何回でも蘇生するようになっているじゃないか。」
勇者(だから、倒しても倒しても出てくるのか・・・。)
スラ「とはいっても、スライムだけの話しでは無いがな。」
勇者「はぁ・・・実はですね、記憶喪失って当たってるんですよ。」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:39:18.19 ID:u47x/9rB0
スラ「何、そうなのか。」
勇者(そっちのほうが効率よさそうだし、そうしておこう・・・。)
スラ「それは、大変だな・・・馬鹿にしてすまなかった。」
勇者「いえ、大丈夫っすよ。よく、馬鹿にされているんで・・・。」
スラ「そうか、まぁ強く生きろよ。俺にも記憶喪失になった友人が居てな・・・。」
勇者(自分語りうぜぇ・・・。)
スラ「まぁ、その話しはいいだろう。さて、見えてきた。あれが俺の学校だ。」
勇者「デカいっすね。」
スラ「ああ、しかも合金だ。いつ勇者に責められても大丈夫なようにな。まぁ、ここの場所が勇者に知られるなんて事はないけどな、はっはっは。」
勇者(俺知っちゃったんですけど・・・。)
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:43:27.12 ID:u47x/9rB0
勇者(元の姿に戻ったら、ここ攻めよう・・・何回も叩きつぶせばスライムを絶滅させることも・・・。)
スラ「まぁいい、とりあえず入ろうじゃないか。」
勇者「あ、はい。」
スライム達「せんせー!おはようございます!」
スラ「おう、元気にしていたか。風邪とかひいてないか?」
スライムA「もちろんっすよ、先生の言ってたパロポンポン草のソテー食べたら、俺元気になっちゃいました。」
スラ「おう、食べたか。先生はあれ大好きだぞ。」
スライムB[先生!見て下さいよ、いかに効率よく勇者を倒せるか考えたノート作りました!」
スラ「おお、そうかそうか。後で見せてくれよ。」
スライムC「せんせー、俺いつになったら表の世界にいけるかなぁ。」
スラ「そうだな、あともうちょっとしたら、先生と表の世界にいこうな。」
勇者(なんだこれ・・・。なんだ、急に罪悪感が・・・。)
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:45:52.52 ID:u47x/9rB0
スラ「さて、お前達に紹介したいスライムが居る。」
スライム達「ざわ・・・ざわ・・・。」
勇者(何、聞いてないぞ。)
スラ「では、自己紹介してくれ。」
勇者「あ、どうも・・・なんかついてきたら、ここに来ました・・・。」
スライム達「・・・。」
勇者(やっぱり、こんな理由じゃダメか・・・?)
スライムA「なんだよwお前も俺達と一緒かよw」
スライムB「あながち、表の世界に行っちゃったとか、そんなんだろ?」
スラ「まーまー!待て、こいつにもいろんな事情があるんだ。」
勇者(あっさり受け入れられるとは・・・。)
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /10(土) 23:47:51.56 ID:u47x/9rB0
勇者(人間が汚い生物に見えてきた・・・。)
スラ先「さて、じゃあお前にはあそこの席にしようか。」
勇者「あ、はい。」
隣のスラ「よろしくね、何か分からない事があったら なんでも聞いて?」
勇者「ども・・・。」
――武闘家側
武「勇者見つからなかったな。」
魔「そうだな。」
賢「GPS壊れてないみたいなんだが・・・。」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:50:34.49 ID:u47x/9rB0
魔「お前にはもう期待してねーよww」
武「なぁ・・・もう魔王倒しに行かないか?」
賢「はぁ?とうとう脳みそまで筋肉になったのか?」
武「やっぱ、ダメか・・・。」
魔「いや、いいんじゃねww だって、私らどうせサブキャラだけど、結局は勇者より使えるしよww いっつも崇められるの勇者でマジうぜーしww魔王倒そうぜww」
武「だよな、そこは俺も気になっていたんだ。」
賢「いや・・・しかし・・・。」
あ、賢と武は男で魔は女です。勇者も男。
スラ先にしたのは、他と見分け付かなくなるから。
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /10(土) 23:51:43.24 ID:u47x/9rB0
つーか見てる人いんの?
まー居なくても、書き続けるけどww
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:53:08.66 ID:GVMLs11sP
.
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:54:25.67 ID:VKSw0mb60
sienn
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:58:11.57 ID:u47x/9rB0
武「じゃあ、賢者 お前ここに残れよ。」
賢「俺が居なかったら、お前ら回復できねぇだろ。賢者の石なんてぜってー渡さないからな。」
魔「ケチ賢者wwwうぜぇwww」
武「むー・・・まぁそうか。」
魔「お前も納得してんじゃねぇよww お前は会心ばっか出してればいいんだよww」
賢「はぁ・・・じゃあまぁ、とりあえず明後日にしよう。今日明日は勇者探索で。」
魔「何仕切ってんのwwマジうぜぇww え、ちょ はい。すみませんでした。その魔封じの杖を下してくだしぁ。」
賢「はぁ・・・それでいい。」
武「賢者の言い分も分かった。聞いた話しだと、三人で魔王に挑んだって聞いたから、いけると思ったが、勇者の身にもならないとな。」
魔「悟ったように言うなよw武闘家身分がww あ、はい。その握った拳を下してください。つーか女殴ろうとするとか、マジありえないんですけど。」
賢(なんでこいつと仲間なんだろう・・・。」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:59:01.69 ID:NKBGgPBtO
支援なくては意外にいるのがSSスレ
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 00:03:00.50 ID:1phxEa3w0
テイルズオブエターニア思い浮かんだ
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:04:34.16 ID:cr/lvraH0
最近は魔王に頼る奴多すぎて萎えてたところだ
⑨
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 00:07:03.78 ID:47ydcZCz0
ああああ、最後」じゃなくて)な。
―― スラサイド。
スラ先「以上だ。この作戦に意見のある奴はいるか?」
勇者(授業糞ツマンネ・・・。)
スラA「はい!先生、ここはこのスライムが後ろに回るべきかと!」
勇者(優等生うぜぇ・・・)
スラF「先生wwおはようございますww」
スラ先「おい!遅刻か!? まったく、たるんどるぞ。」
スラF「先生の腹じゃないすかwwたるんでるのはww」
勇者(DQNうぜぇ・・・なんだ、人間の世界と変わらないのか?)
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 00:08:33.20 ID:47ydcZCz0
スラ先「馬鹿野郎!お前みたいな奴がいるから!表の世界の勇者共はあーなんだろうが!」
スラF「俺と勇者関係ありませんww」
スラ先「お前みたいなやつは、さっさとな 独立して表の世界に出て 働かないとな?表の世界はあっちでいう平和な世界になってしまうんだ。それでもいいのか?」
スラF「・・・。」
スラ先「それでもいいのか? お前の母親泣いているぞ?」
スラF「チッ・・・うっせーな。」
スラ先「なんだと?」
スラF「母親は、先日死んだ。表の世界に行って。」
スラ先「何・・・。」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:10:02.11 ID:0XT9jh2f0
なん・・・だと・・・
30 :以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:12:12.44 ID:47ydcZCz0
スラF「勇者と、武闘家、魔法使いと賢者の面子にやられた。最後に聞いた言葉は勇者の「スライムなんて、所詮経験値2の雑魚だろうがよおおおお!」だった・・・。」
スラ先「・・・。」
勇者(俺じゃん・・・。)
スラ先「そうか・・・悪かった。」
スラF「あのさ、先生。こういうのも難だけどさ・・・勇者が憎いんだ。目の前に居たら、俺は殴りたいと思っている。殴る所じゃない、殺したい。」
スラ先「そうか、それが普通だな。」
スラF「だからヨォ・・・俺を強くしてくれ。」
スラA「おいおい、だから学校にいるんだろ?」
スラB「そうだぜ、まったく 素直になれよ。」
スラF「おまいら・・・。」
勇者(金八先生かよ・・・。つーか、俺が引き金ってなんか微妙だな・・・。)
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 00:14:43.45 ID:47ydcZCz0
スラ先「ああ、安心しろ。お前を強くしてやる。だからもう、遅刻とかするなよ?」
スラF「ああ!俺は改心したぜ!実は、遅刻したのも・・・母親の葬式出てたからなんだ。」
スラ先「そうか、つらかったな。お前は片親だったもんな。」
スラF「ああ、だから妹達を養っていくためにも、早く独立しなくちゃならねェ・・・。」
スラ先「よし、こうしてはいられないな。とにかく、授業に入るぞ!」
勇者(後味わりぃ・・・。)
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 00:18:16.41 ID:47ydcZCz0
―― 夜。
スラ先「宿は手配した。帰る家も分からないだろう?」
勇者「そうっすね、助かります。」
スラ先「気にするな、俺は今日からお前の先生なんだから。なんでも頼れよな。」
勇者「どうもっす・・・。」
スラF「よォ。」
勇者「あれ、お前は・・・。」
スラF「へっへ、うちは宿屋でな。お前の事は昨日から知ってたぜ。」
勇者(気まずい・・・。)
スラF「お前、記憶喪失らしいな。先生から聞いたぜ。」
勇者「そうらしいんだ。一切記憶が無くて、表の世界をうろついていたら、先生に助けられて今に至るわけだ。」
スラF「なるほどな・・・へっへ、お前俺にそっくりだ、俺も昔やんちゃ・・・つーか、昨日まではやんちゃしててな、母親に親孝行できなかった。」
勇者「はぁ・・・。」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:19:06.28 ID:xtnwT1zZ0
sien
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:19:31.49 ID:cr/lvraH0
もっと支援なれよォ!
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 00:19:37.20 ID:CkDphOzB0
あれ?何度でも復活設定は?
私怨
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 00:19:41.69 ID:pWPjAHpJ0
よく見るけど台詞だけというはなんだか寂しいな
想像できる部分を広げるためか?
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:21:39.01 ID:47ydcZCz0
スラF「だから、せめてもの償いとして、妹達を養っていこうと思う。」
勇者「偉いな。」
スラF「偉くねぇよ、親孝行できなかったのは事実だしな。」
勇者「いや、妹達を養う事で、それが親孝行になるんじゃないか?」
スラF「・・・・へへ、まったくよォ そうなるといいんだがな・・・。」
スラF妹「兄ちゃーん!」
スラF「おお、どうした。」
スラF妹「もー!兄ちゃん宿の手配多くて大変なんだから、手伝ってよ!」
スラF「おお、そうだった。 お前の部屋に来たのも、案内の為だ。晩飯は下の宴会場で、今日はコウモリの竜田揚げになってるからな。」
スラF妹「早く早く!兄ちゃんの友達なら、後回しー!」
スラF「あはは、これじゃあ養っていけるか分からないな・・・。」
勇者(なんだこれ・・・すげぇ胸がズキズキするんだが・・・。)
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:22:43.08 ID:47ydcZCz0
>>35
復活にも制限がある。
っていう設定で考えてました。だから、個人差にもよるがを入れたのですがw
>>36
VIPのSSはこういうセリフだけのが多いのでこうしたのですが
分かりました、次から入れていきますね。
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:22:47.73 ID:iCWcF9U70
ここ置いときますね
④
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:24:31.16 ID:3TEnADoE0
四円
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 00:26:07.67 ID:47ydcZCz0
ちなみに一人称勇者視点で行きますね。
胸が痛い。なんだろう、冒険中は必死に魔王を倒す事を考えていた。
もちろん、経験を積まないと魔王は倒せない。そのためには、魔物達を倒さないといけなかったが・・・これは、考え直さないといけないかもしれない。
「とりあえず、夕飯だ。コウモリの竜田揚げって・・・想像できねぇが・・・。」
誰も居ない部屋で呟く。先生が、お金を出してくれたから泊まれたが・・・こうなったら、自分で稼ぐしかないな・・・。
「遅かったじゃないか。」
スラFがでむかえた。
どうやら、宴会場で料理して、とっていくといったバイキング形式で食事をするらしい。
宴会場はスライムでいっぱいだった。
勇者の頃の俺だったら、剣を振り回し、なぎ払っていた所だが・・・今の俺にはそんな事出来ないと思う。
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:27:55.94 ID:cr/lvraH0
セリフだけだと表現が難しいよな
かといって俺に文才は無いが……
しえすた
43 :以下、名無しにかわりましてVIP がお送りします:2010/04/11(日) 00:30:07.46 ID:47ydcZCz0
ID変わったw日付が変わったのか、もうそんな時間とはww
スラFの妹がせっせと料理を運んでいる。
スラFは必死に料理を作っている。
二人でよく宿屋をやっているなぁ、と俺は感心する。俺と照らし合わせたらどうだ?
いや、俺も俺で"魔王を倒す"と言う、使命があり。それは大変な事だ。
「だが・・・。」
俺たちが人間を守るようにスライム達も自身を守って生きている。
俺の心境は変わりつつあった。
「おいおい、何突っ立ってるんだよ!」
「!?」
料理しているスラFに言われた。
催促されるように言われたので、とりあえず俺は夕飯をとってからいろいろと考える事にした。スラFに感謝しつつな。
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 00:30:51.47 ID:CkDphOzB0
>>38
ok
くだらない事を言って悪かった。
つ旦
お茶菓子もどうぞ
つ④
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:38:39.41 ID:xeWIg2DA0
なにこれ期待
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:39:07.31 ID:cr/lvraH0
>>44のキモさが異常
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:40:39.24 ID:47ydcZCz0
夕飯が食べ終わり、自室に来る前に俺はスラFの所へ行った。
「スラF」
「なんだ?俺の料理美味かっただろ?」
「ああ、美味かった。だが・・・一つだけ気になった点がある。」
「おいおい、ケチはつけないでくれ。これでも料理の腕は上げたつもりなんだ・・・。」
「お前無理をしていないか?」
以前の俺なら、スライム相手にこんな事を言わなかっただろう。
スライム・・・所詮スライム だが、今は違う。されど、スライムだ。
「っは・・・無理なんてしてるかヨ。これが俺の全力だ。 まだまだ余裕があるくれェだぜ。」
「そうか・・・それで一つ相談がある。俺をここで働かせてくれないか?」
「何・・・?」
「俺は記憶喪失の身分で働く身じゃない。それに親も居るわけではない。居るかもしれないが、覚えていない。つまり金が無いんだ。今日の宿泊代だって先生が出してくれた。」
「何!?」
スラFは驚いた。
「先生が出したのか!くっそ、金なら返す。お前!知っているか!?」
「何をだ・・・?」
「先生は無料で俺らに教えてるんだよ!お前金取られなかっただろう!」
俺は驚いた。人間の学校と同じように義務制になっており、国・・・と言うのか?から、お金が出ている物だと思っていたからだ。
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 00:41:25.44 ID:47ydcZCz0
スラFは言った。スライムの世界に学校は少ないらしい。
ゆとり教育の時代になってから、学校が次々と閉鎖。学校に行くスライムも減る。
親の考えも変わってきて、学校に連れて行くより、自分で育てて戦わせたほうがいい、と言う考えだった。
その案を国が承諾し、学校は完全に国からの支援を受けなくなったようだ。
「だから、生徒から金を取るしかない。他の学校はそうしている。」
「だが、先生は金を取らない・・・スラFは片親だったから、高い授業料の取られる学校には行けなかったのか・・・。」
「ああ、だから先生から金を取るなんて事はできねェ・・・」
「分かった、それを聞いたら尚更だ ここで働かせてくれ。」
俺は決心した。
しばらく、魔物の世界・・・この世界についていろいろと調べてみようと思った。
勇者が何をしようと・・・勇者の勝手ではないのだろうか?
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:51:26.34 ID:47ydcZCz0
武闘家サイド
「今日も勇者探索か。」
武闘家が言った。場所は海辺だった。
「流石に、海を越えたとかは無いでしょww」
「いや、勇者は魔法の絨毯を持っていた・・・くっ、そのせいで移動が不便に。」
賢者達は、歩いて行動していた。
勇者の袋の中には、大事な物が相当入っていたからだ。
「まぁ、魔法の絨毯作ったの私だし、また作ってあげてもいいけど、絨毯が無いのよねー つーかさw絨毯無いと海も渡れないしww」
「うーむ・・・勇者の奴がそこまで甲斐性無しとはなぁ・・・。」
「まぁ、消失前の日には、『そろそろ旅飽きた。』とか、『はぁ・・・経験値がどばっと入る方法ねぇの?』とか『賢者の石もっと作れよ!』とか
無茶な用件が多かったが・・・。」
実際にその通りだった。
勇者は魔王を倒しに行くのに躊躇していた。
レベル的にもカクが違うや、魔王は俺らじゃ勝てない。と言ったヘタレっぷりを
今更になって言い始めたからである。
冒険前には、「絶対に魔王を倒す!」や「魔王なんて弱いに決まっている!口だけのヘタレだ!」等と
意気込んでいたのにも関わらず、今の勇者のヘタレっぷり、賢者達には今の勇者が信じられずにいた。
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:56:26.88 ID:47ydcZCz0
「つーか、もう夕方だし。近くの港町いかないと。つーか先行ってるわww」
「あ、こら。待ちなさい! もう、何故一人だけ・・・ホウキで空飛んで・・・。」
「俺も、雲に乗れたりしないかなぁ・・・。」
武闘家は、思いっきり叫ぼうとしたが、賢者が止めに入った。
「たとえ、貴方がその雲の名前を大声で叫んだとしても、ジャンル的に違うので、絶対に現れませんよ!」
「ちぇ・・・歩いて行くしかないのか。」
「はい・・・。」
賢者たちは歩き始めた。
スラサイド
「さて、スライム達にはいろんな種類が居るのを知っているな。」
授業中。俺は、必死にいろんな事を学ぼうと思う。
宿屋で働きつつ・・・一つ一つ学んで、立派なスライムになろうと思う。
そうして、俺は表の世界に出て 勇者を倒すんだ!
「あれ・・・。」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:59:29.39 ID:cr/lvraH0
しえ
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 01:01:10.52 ID:47ydcZCz0
待て、俺は勇者だ。それを忘れてはいけない。
だが・・・待てよ。魔王を倒せば、このスライムの世界はどうなるんだ?
そもそも、魔王とスライム達は繋がっているのだろうか?
「こーら!何上の空になっているんだ?」
先生が話しかけてきた。
「あ、すみません。」
「まったく、魔王の話しをしていると言うのに。」
「魔王・・・?」
好都合だ。魔王の授業だったのである。
「まったく、聞いていなかったのか? 魔王は俺達魔物の生態系の頂点に立つ魔物。」
魔物の生態系だと・・・?
確かに、昨日コウモリの竜田揚げを食べた。
スライムはコウモリより上と言う事になるのだろうか?
「我々、スライムは生態系の中間部分を占めている。つまり、安定はしているのだ。大体、こちらの世界にはスライム達の生態系よりも
上に居る魔物は大体が表の世界に居る。」
確かに、表の世界にはスライムよりも強い魔物がうじゃうじゃいる。なるほど、合致する。
つまり、裏の世界においてはスライムは生態系においては一番上。だから、繁殖もしている。それを上回るコウモリ達・・・知らない所に
たくさん居たと考えるとゾッとする。
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:02:40.85 ID:cr/lvraH0
しえ
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 01:04:10.80 ID:xeWIg2DA0
ドラクエのプロローグでこんなの流されたらプレイヤーが序盤で積みそうだ・・・
スライム倒すのかわいそう・・・でもレベルあがんねぇよな・・・
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:05:11.81 ID:47ydcZCz0
「表の世界においての、生態系では魔王が上か はたまた人間が上かと、なっている。今は魔王のほうが優勢だ。我々スライムは生
体系においての、掟を守っている。それは、人間は魔物では無いと言う事だ。」
生体系・・・これは魔物の生態系であって、人間が加入してはいけないこととなっている。
差別する訳ではないが、魔物たちは人間を生態系において、別分類にしている。
魔王が一番上 その次が悪魔 その次が人間が魔物になった物 その次がドラゴン となっている。
つまり、魔王は悪魔を食している事となっている。
ちょっとややこしいので、魔物の生態系描いてきます。
前々から、考えていた設定なので、書けてちょっと嬉しいですw
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:07:53.32 ID:cr/lvraH0
たんしば
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:17:56.95 ID:47ydcZCz0
「つまり、こういう図になる。」
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org800545.jpg
そこには、壁に描かれた生態系の図があった。
「魔王は一人だけで、魔王のなりそこないが魔人となっている。これを定義したのは、第6代魔王であるらしい。」
俺は痛感した。魔物の世界は奥が深いと。
人間達は、もっとこういう点を学ばないといけないと思った。
「先生絵下手だなぁww」
スラAが先生をちゃかした。
「うるさい、先生だって下手だと思うが・・・我々スライムは絵や字を書くのが苦手なの知っているだろうが!先生これでも頑張った
ほうだ。」
先生は、自慢げに言った。
確かに、この体で物を書いたりするのは困難である。
そう考えると、人間と言うのはとても便利な生き物のような気がする。
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:22:17.55 ID:47ydcZCz0
ちなみに、勇者のくせに生意気だ 大好きです。
パクった訳じゃないけど、参考にはしましたw
「以上で授業を終わりにする。」
今日の授業はこれで最後だった。
俺は、終わるとスラFと一緒に帰る事にする。
その日スラFは先生にお金を返していた。先生は「受け取っておけ」と言ったが、スラFはなかなか聞かずに
先生はやむ負えなく、しぶしぶ受け取っていた。
その後に、先生は俺の所へ来て「この金はお前の物だ・・・。」と言って渡してきたが、俺がスラFの所で働くという話をしたら
先生は、またしぶしぶ去っていった。いつまでも、この先生に頼ってはいられないのだ。
「まったくさぁ・・・いいよなぁ勇者は。」
「なんでだ?」
「だってよ、俺らから金を巻き上げて、その金で宿とかに泊まっているんだぜ?その金で美味しい物食べて・・・もとは俺らがこうやって
働いて稼いだ金なのにな。」
「そうだな・・・。」
「考えれば考えるほど、魔王よりも勇者のほうが悪魔だよな。」
まったくその通りだ。
今までの自分が・・・すごく憎たらしかった。
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:24:07.60 ID:NtGIgEjg0
またんしば
だがしえ
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 01:29:08.79 ID:47ydcZCz0
だが、元々勇者だった俺は、一応反論をしてみる事にする。
「だけどさ、勇者も人間を救う為に、魔物を狩っているんじゃないか?」
「まぁ・・・確かにな、俺らが人間の村を襲ったりとかもするしな。だが、それは悪いスライムだけであって、中には良いスライムだって
いるんだ。そもそも、俺らが勇者にたてつくのだって、勇者が取ったお金を取り返すため・・・まぁ大体は殺されてしまうんだが。」
反論はあっさり返された。
スライムの中にも人間の村を襲わないスライムだっているのだ。
つまり、スライムの中には話しあえば解決できる と言うスライムがいる。
「先生はさ、言わなかったけど。人間が生態系において外されてる理由ってもう一つあるんだよ。」
「なんだ?」
「言葉が通じない。スライムはさっき言っていたように文字を書いたりするのも苦手。魔人や人間から魔物になった魔物は
文字を書いたりとかは簡単にこなすが、スライムはそうもいかない。」
その通りである。魔人や人間から魔物になる魔物と言うのは元の型が人間。
腕もあるし、足もあると言う。実際に俺は戦った事があるので、知っている。
「俺は思うんだ。 勇者には勇者の"正義"ってもんがあって。 魔王には魔王の"正義"があるんじゃないかってな。」
「なるほど・・・。」
「魔王って実際に見た事ないけど、相当魔物には良い奴らしいんだ。」
「そうなのか・・・。」
「魔物一つ一つに愛情がこもっていて、さらにカリスマ性も半端ない・・・。」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:30:01.76 ID:xI8ccvPZO
しえん
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:31:31.10 ID:47ydcZCz0
>>59
またんしばってなんすかwちょっと分からないです。
魔王・・・本当に俺はそいつを倒そうとしていたのだろうか。
「魔王って何代も入れ替わってるよな?あれって、人間が何回も殺したらしいからなんだ。だが、魔人がまた魔王になる・・・。」
「人間にとっては、最悪かもしれないな・・・。」
「何故だ?」
俺は人間サイドにもなった事がある・・・と言うか、人間だったので よくわかる。
「人間もまた、魔王におびえているんじゃないか?魔物が勇者におびえるように。」
「・・・。」
スラFは黙り込んだ。
そう話しているうちに、宿屋に着くのだった。
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:35:37.20 ID:47ydcZCz0
仕事中に、さっき話していた事を考えていた。
俺の言った事は事実である。
人間は魔王におびえ、魔物は勇者におびえる・・・
つまり・・・これは、魔王と勇者がこの世界から居なくなれば。と言う事になる。
「だが、それは俺が死ぬと言う事なんだ・・・。」
さっきスラFが言った通りに魔王が居なくなれば魔人が魔王になる。
それは勇者も同じだ。今の勇者 つまり、俺が居なくなれば、また人間から勇者が生まれる。
これは、避けられない「運命」なのかもしれない。
(だが・・・こんなのおかしい。俺は王様の使命によって、魔王を倒せと言った。その為には魔物を傷つけないといけない。同時に、
魔王は勇者をこれ以上増やさないが為に、人間を傷つけていかないといけない。こんな悪循環あってたまるか。)
魔物サイドに来て初めて分かった。
この世界はおかしい事に気付いたんだ。
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:38:50.56 ID:47ydcZCz0
だから、俺は言おうと思う。
スラFに・・・俺は勇者である事を・・・。
「えっと、お客は全員寝たみたいだ。」
「そっか、御苦労さま。」
「兄ちゃん、よかったね。助っ人が来てくれて。」
「そうだな、感謝しているよ。大分楽になった。母さんが居た時みたいにな・・・。」
スラFは物悲しそうに言った。
「兄ちゃん・・・私が居るから!」
「妹・・・すまんな、俺がしっかりしないといけないのにな。」
(うっ・・・このタイミングでは言えない・・・ここに来て俺のヘタレスキルが出るとは・・・。だが、そうも言ってられないな。)
「実は、話したい事があるんだ。」
俺は言う。
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:46:28.03 ID:47ydcZCz0
「実は俺は・・・勇者なんだ・・・。」
スラFと妹は凍った。魔法をかけられたのように
「何言ってんだ、お前はスライムだろうが。」
「そ、そうだよ!えっと・・・疲れてるの?」
動揺する・・・そりゃそうだ。母親の敵勇者が自首するかのように、言うからだ。
「いや、本当なんだ。」
「おい、そろそろ怒るぞ!」
「・・・・。」
「おい!!コラ!!」
「兄ちゃん!やめて!!」
スラFは俺に迫ってきた。
「言って良い、冗談とよォ!悪い冗談って物があるだろォが!!」
俺は顔をそむけた。
「くっ・・・知るか・・・気分が悪い。お前が本当に勇者と言うならば、俺はお前を許さない。絶対にだ・・・。」
「兄ちゃん・・・」
スラFは、部屋を出て行った。自分の部屋へと向かったのだ。
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:51:38.60 ID:47ydcZCz0
「なんで・・・そういう冗談言うの?」
妹が俺に言ってくる。
「冗談じゃないんだ・・・。俺は魔法で人間から魔物に変えられた。仲間ともはぐれて、表の世界に居た先生に拾われたんだ。」
俺は真剣な顔で言う。妹は今にも泣きそうな顔で言った。
「兄ちゃんは!貴方が来てから・・・お母さんの事もちょっと気が紛れて、毎日楽しそうに仕事していた・・・なのに、こんな。」
「俺が憎い・・・よな・・・。」
「当たり前じゃない!・・・でも、でも・・・。手伝ってくれて・・・お兄ちゃんをこんな風に楽しそうにしてくれて・・・私分からないよ!」
妹はとうとう泣き始めた。
「すまない・・・だが、俺も変わり始めたんだ。先生の所で魔物の勉強して、スライムの世界の事。魔王の事・・・今の俺は絶対に
スライムを殺すなんて事をしないと思う。」
妹は、もう聞く耳を持たない状態だった。
俺は、自分の部屋にもう何も言わないで行く事にした。
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:54:56.40 ID:30mL0raEQ
途中から誰がしゃべってるかわからん
ミスもあるけど頑張って
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 01:58:44.31 ID:47ydcZCz0
それじゃあ、前に誰が喋ってるか入れますね。ミス多いのは多分そろそろgdgdになってきているのかも・・・
区切りしだいで、寝ますね。
―― 翌日。
勇者「さて・・・どうするか・・・。早朝に起きて、ここを出て行こうと思ったが・・・行く宛ても無いんだが・・・。」
俺は自室を出て、玄関から外に出ようとした。その時・・・
妹「待って!」
なんと、妹が駆けつけてきた。
その後ろには・・・スラFが居る。
妹「待って・・・ハァハァ・・・何も言わずに行くなんて、卑怯すぎるよ!」
妹は、息を整えつつ言う。
後ろの兄はゆっくりと、俺の所に来た。
スラF「てめェ・・・俺は、お前を友達だと思っていた。」
勇者「ああ・・・。」
スラF「だがよォ!勇者なんてェ言われた時には、友達は破局だ・・・。」
当たり前だ、俺はこのスライム達の母親の敵なのだから。
勇者「当然だろう・・・。」
スラF「しかしなァ・・・俺は・・・今の俺は お前を殺すなんて事ができねェんだ。」
勇者「!?」
俺は驚いた。本当ならば殴りかかってもいい状況下だったのに。
妹「当たり前じゃない・・・だって、少なくとも、貴方がここで働いた時間はとても楽しかった。」
スラF「そうだ、俺は楽しかったんだ。その時間に変わりはない。だから、俺に楽しい時間を提供してくれたお前を俺は殺す事はできねェ。
何故か、それは母親と同じ扱いだからだよォ!」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 02:05:59.45 ID:47ydcZCz0
勇者「なっ・・・。」
驚きを隠せなかった。人間だったら間違いなく俺は殺されていただろう。
人間と言うのは憎しみの塊・・・そう思えてきた。スラFの口調が元に戻る。怒りが冷めたようだった。
スラF「へっへ・・・昨日よ、魔王と勇者の話ししたじゃねぇか・・・あれ、お前と怒鳴りあった後に考えたんだ。」
勇者「ああ・・・。」
スライムFは歌うように、言う。
スラF「俺はよ、分かったんだ。勇者にも事情があるって事。勇者にも守る物が居るってな。俺は勇者の悪と言う所しか見えなかった。
だが、お前が提供してくれた楽しい時間っていうのは善の所なんじゃないかって考えたんだ。」
妹「そうだよ、スライム達に良いスライムと悪いスライムが居るように、人間にも良い人間と悪い人間が居るって事なんだよね・・・。」
妹もそれにつれて、言う。
スラF「だから、魔物と人間。どちらも平等に生きていく・・・ってのは儚い希望かもしれねぇが・・・そういう世界にしてほしいんだ。」
俺は考えた。今の魔物の多くは、人間を嫌う。だから、魔物は人間を襲う。
逆も同じで、人間は魔物を嫌う。だから、勇者という偶像を作りそれを頼りに、責任をすべて勇者に持たせる。
全ては、勇者も被害者。人間は勇者を駒としか思っていないかのようだった。
だが、これも逆も同じ・・・魔物たちは責任を魔王に押し付けている。魔王もまた被害者なのだ・・・。
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 02:06:06.00 ID:xI8ccvPZO
Ⅳ
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 02:08:52.38 ID:47ydcZCz0
スラF「お前にしか、出来ないんだ。勇者である、お前にしか・・・。もう、これ以上被害者を出さないでくれ・・・。」
勇者「ああ・・・分かった・・・。約束する、必ず平等となる世界を作るってな・・・。」
俺は誓った。この小さなスライムに。
俺は魔物の中でも"勇者"になったのだ。
すみません、そろそろ寝ますね。寝ながら、結末を考えておきますw
大体は考えているのですが、そこにもっていくのが難しくてw
スレ残ってたら、また続き書いていきますw 残っていなかったら、また新しくスレ立てますね。
見てくれてありがとうございます。
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 02:36:18.08 ID:M3YPm9i60
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 03:34:50.29 ID:xI8ccvPZO
シエンタ
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 03:35:44.55 ID:xI8ccvPZO
じゃねぇ保守だった
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 03:39:51.00 ID:yGZocDiUO
本日のアモスさんスレはここですか?
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 04:48:48.26 ID:30VW6pVU0
す
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 05:23:02.47 ID:eO37CRPHO
保守
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 05:52:30.46 ID:i9hyXMj/0
ほ
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 06:09:07.90 ID:694O3/D8O
村勇者アモス
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 07:45:21.28 ID:F6eGWY5JO
保守
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 07:46:01.87 ID:30VW6pVU0
ら
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 08:14:34.02 ID:I2kYE+7IO
保留
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 09:11:43.38 ID:omNSt+s2O
保守
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 09:50:34.37 ID:xI8ccvPZO
☆彡
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 11:18:30.88 ID:hcZdSH2P0
保守
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 11:33:09.24 ID:47ydcZCz0
今さっき起きた
保守ありがとん、飯食ったら再開する
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 11:51:38.01 ID:3TVkdvflO
しえん
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 12:00:31.19 ID:47ydcZCz0
スラ先「何、それは本当か?」
スラFと俺は先生の所へ行った。これから、いろいろと大変になる。
それを先生に手伝ってもらうのだ。
スラF「ああ、本当だ。こいつは勇者で、俺はこいつを許した。」
スラ先「お前・・・ あれは、冗談じゃなかったのか。」
勇者「ああ・・・。だが、魔物の世界の情勢を知ったら 魔王なんて倒せない。」
スラ先「しかし・・・。」
先生は考え込んでいた。
先生も勇者を倒す為に、ここの学校を無償で提供していた。
だが、今スライム姿になった勇者が目の前に居る。
今が勇者を倒し時・・・だが、この勇者は魔物の味方でもある。
スラF「俺、こいつを信じてみようと思うんだ。俺は、こいつが来てから楽しかった。
母親の件もあったが、それを紛らわす物だったんだ。」
スラ先「・・・・分かった、お前がこういう事を言うのなら・・・改心したお前になら、信じられる。」
スラF「ありがとう。それで、先生には手伝ってほしいんだ。」
スラFは事前に俺と話していた事を言い始めた。
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 12:06:21.29 ID:47ydcZCz0
スラ先「なるほど・・・。」
スラF「先生、協力してくれ!」
先生はまた考え込んだ。当たり前だ、この条件は一度学校を去らなければならない。
それも少しの期間ではなく、長い期間だ。
スラF「じゃあ、決まったらうちの宿屋に朝来てくれ。今日は俺学校を休む。準備があるし、
店をたたまないといけないしな。」
スラ先「妹も行くのか?」
スラF「ああ、あいつ一人にはできない。それに、あいついつ覚えたのか知らないが、結構魔法使えるらしいんだ。」
スラFは自慢げに言った。先生は驚いたが、よく考えれば宿屋の娘。聞いた話し、母親は回復魔法の使い手だった
らしいのだ。
スラF「まぁ、時間も無い事だし、じゃあな先生。良い返事を待ってる、他の生徒によろしく言っておいてくれ。」
スラ先「ああ、分かった。」
勇者「それじゃ、どもっす。」
俺は今まで黙っていたが、流石に最後の挨拶ぐらいはしていった。
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 12:09:02.56 ID:hcZdSH2P0
保守とか行っておきながらsageしてた…orz
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 12:12:19.41 ID:47ydcZCz0
俺とスラFは一度宿屋に戻る。
そう、俺達はこの村を出ていき、表の世界を旅することとなる。
そもそも、スライム達が表の世界に行くのは理由がいくつかある。
1、勇者を倒す為に出かける
2、食料集めに出かける
3、魔王の指示を聞きに行く(スライムの地位上位のみ可能)
4、人間の村を襲いに行く(少数派のみ)
と、他にもあるが大体がこれのようだ。
基本的に表の世界には誰でも行ける。裏の世界に戻る為の穴は表の世界には山のようにある。
なので、裏から表の行く場合には、どこへでも行けるようになっているのだ。
そうして、俺たちの目的は一つ。
魔王を倒しに行けと言った王様を説得する事と
魔王を説得することだ。
魔王は魔物には甘い、だからこそ今この姿で行けば話しあえる。そう思ったのだ。
だが、王様はスライムの話しなんて分からない。言葉が通じない為だ。
なので、魔王を説得してから、俺は元に戻る方法を見つけないといけない。
さらにやっかいなのは、俺の仲間達だ。俺はヘタレっぷりを見せていたので、もう逃げ出したと思われ
魔王を3人で倒しに行くかもしれない。魔王が倒されたら厄介だ。魔物が安易に表の世界に行けなくなる。
そういう、契約らしいのだ。
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 12:15:40.55 ID:47ydcZCz0
そこで、表の世界に出るにあたり、俺とスラFと妹、先生で出かけようと考えたのだ。
先生なら分かってくれたと思うし、何より先生は強い。仮に、表の世界の兵士に殺されそうになっても
勇敢に戦ってくれるだろう。
俺は、スライムの姿になってまだ3日。この姿での戦闘は慣れていないし、下手すると妹より弱い。
なんとか、しないといけないのだが・・・。
まぁ、旅をしつつ、先生にいろいろ学ぼうと思っていた、先生が承諾してくれたらの話だが。
っと、ちょっとテンポ悪くなってしまいましたね。
ちょっとここから、kskしていきたいと思います。そろそろ読者さん飽きてくるだろうしw上手く転ばせないと
読む気にもならないと思うのでw
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 12:16:29.39 ID:xAHNMaI50
ほう…
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 12:17:40.94 ID:cYGnmI5EO
おもしろい
期待支援
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 12:23:42.87 ID:xE+On+boO
支援
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 12:24:34.44 ID:47ydcZCz0
翌日。先生は来てくれたようだった。
先生「遅れてすまないな。今日からもう行くと考えたら用意がいろいろとあってな。」
先生は大きなかばんを持って現れた。料理に使う道具から、武器。防具、便利用品まで
多種多様なアイテムとなっていた。
スラF「大丈夫っすよ、俺たちも急だったんで。生徒達は・・・?」
先生「ああ、ちゃんと説明したら分かってくれた。俺の生徒は自慢の生徒だからな・・・お前もだぞ。」
スラF「へっへ・・・褒めても何もでねぇぜ。」
俺は、この光景を見てほほえましいなと思った。
妹「ほら、さっさと行くよ!」
妹がせかすように言った。
ここから表の世界に行くには、一番近い所でプロゼーゼの町が一番近い。
俺も一度立ち寄った町なので、地理感はつかめる。魔王の城のありかは知らなかったが
先生が知っているようなので、案内は先生がする事となった。
どうやら、一度先生は魔王に会っているらしい。だから、魔王は良い奴と言っていたようだ。
勇者「ってことは、先生は地位上位だったんですか?」
先生「ああ、そういう事になる。だがな、魔王にひたすら指示に聞きに行く仕事・・・どうにもパッとしなくて、稼いだ金そのまま、学校にした訳だ。」
勇者「なるほど、やっぱ先生凄いっすね。」
先生「はっは、まさか勇者から褒められるとはな・・・。」
先生は、微妙な感情を抱いているのだと思った。なので、俺は黙って進む事にする。
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 12:29:05.65 ID:47ydcZCz0
あ、スラ先から先生に変えました。打ちにくいので。
表の世界に出た。久々の太陽の光がまぶしい。
プロゼーゼの町はすぐ近くにあった。人間達がうろうろしているようだ。そりゃそうだ、町なのだから。
妹「私・・・表の世界初めてだよ。」
スラF「そうだな。俺達の親はこの世界で働いていたんだ。」
妹「うん・・・。」
妹はスラFのほうに近寄り、何かを思っているのだろうか、空を見続けていた。
先生「浸るのもいいが、そろそろ行くぞ。ここらへんは平原。我々スライムでは人間の目に入りやすい。」
スラF「はい。行きましょう。」
俺たちは歩き始めた。
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 12:34:20.92 ID:LC2SJZax0
支援でござる
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 12:35:40.42 ID:47ydcZCz0
プロゼーゼの町に着く。
どうやら、町一つ一つにはスライム達の集会場があるらしい。
人間であった俺には全然知らなかったが・・・どうやら、スライム達はそういう組織を作っていたらしいのだ。
先生「この町には、俺の古い友人が居る。」
勇者「先生って顔広いっすね。」
先生「仮にも地位上位だったしな・・・案内しよう。」
俺たちはついて行った。
「ダンゴフ・・・?ダンゴフじゃないか!」
先生の友人らしきスライムが先生に話しかける。
集会場は、スラFが経営している宿屋みたいになっていた。
なんとなく、雰囲気が似ていたので 表の世界に出る緊張感からほぐれた感じだった。
先生「ああ、ロベル 久しぶりだな。」
ダンゴフ と言うのが、先生の名前らしい。
スライムと言うのは、基本的には名前は無い。
お互いにあだ名を適当につけたりする。だが、地位上位者は話しは別だ。名前と言う名の称号が与えられるという考えでいいだろう。
ロベル「おお・・・?それが噂の生徒達か?今日は実践の授業なのか?とにかく、ダンゴフならここの宿の金はいらねぇからよ、ゆっくりしていってくれ。」
先生「ありがとう。 それじゃあお前達はとりあえず、部屋に行ってくれ。俺はロベルと積もる話しもある。さらには、魔王についてもいろいろと他の奴から聞いてみる。」
勇者「分かりました。」
俺とスラF 妹は割り当てられた部屋に行った。
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 12:48:07.33 ID:+vTVAbnHO
極光の試練かと
支援
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 12:54:16.83 ID:47ydcZCz0
スラF「ちょっと、組み手しないか?」
スラFは俺に言った。
妹「あ、怪我したら言ってね、直すから。」
いや・・・スライムの組み手と言うのはなんなのか分からないが・・・。
とりあえずは、見合ってみる。
スラFが俺に襲いかかってくる。感覚は勇者の時と同じである。
なので、俺はいつものように避ける。慣れない体で反応がいまいち悪いが、避ける事は出来た。
俺はすかさず、襲いかかる。堅めに入ろうとするが、上手く崩され、また体制が戻った。
妹「そこまーで。どうやら、人来たみたいだし。」
スラF「おう、流石元勇者 やるなぁ。」
勇者「いや、今でも勇者だがな・・・。」
妹「はーい・・・どちら様で・・・!?」
スライム達が大勢来た。
ロベル「おやおや、暴れていたようですな。」
先生「いやはや、少々落ちつかない生徒達でな。」
何を言っているんだ・・・何だ、この大勢のスライムは・・・
ロベル「捕えろ。」
そう、俺たちは。
騙されていたのだった。
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 12:54:24.04 ID:siG3BTsX0
しえn
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 12:56:52.44 ID:Tv6MHYDP0
④
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 13:00:57.50 ID:NI0EyQrU0
>>100
俺ガイル
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 13:09:27.45 ID:47ydcZCz0
勇者「先生!なんで、騙した!」
俺たちは牢獄にいれられた。スライムでは抜けられない仕様の牢獄だ。
先生とロベルはそこに居た。他には見張りのスライムのようだった。
先生「五月蠅い。お前は勇者だと言った。俺は勇者が許せない。言っただろう?地位が上位だったと。そうだな、まだ地位が上位になる資格を知らなかったな。」
勇者「資格って・・・。」
先生「勇者を3人以上殺す事だよ。」
勇者「!?」
俺は驚いた。と言う事は、俺の前の勇者が殺された事となる。
それほどまでに、このスライムは強かったのだ。
先生「だから、ここでお前は終わりだ。残念だったな。魔王を倒させない。」
勇者「先生はこれでいいのかよ!」
先生「魔物さえ平和ならいいんだよ!人間なんて知るか!」
俺は・・・絶望した・・・。
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 13:17:55.85 ID:CtVKW7rN0
面白い
支援
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 13:27:39.89 ID:47ydcZCz0
ちょい、ペース落ちます。
スラF「なんか・・・すまない・・・。」
勇者「いや、お前が悪い訳じゃない。」
スラF「何と言うかさ、俺たちは本当にただ戦力として育てられてきたのかな・・・。」
俺もそれは思った。
だが、先生が生徒に教える様子と言うのは、実にほほえましく 嘘があるようにはとても見えなかった。
しばらくすると、先生がまたやってきた。
先生「スラFと妹は表の世界に逃がす。勇者、お前だけはここで殺す。」
勇者「なっ・・・。」
スラF「なぁ、先生。今言ってる先生が嘘なんじゃねーか?」
スラFは言った。軽く震えていた。
先生「何?」
スラF「俺は先生にたくさん怒られた。怒られて、成長して行った。先生を今も尊敬しているし、感謝もしている。まぁ、確かに勇者は許せないかもしれない。だけど、許せないのは勇者じゃなくて、そんな制度を作った奴らなんじゃないのか?」
先生「っふ・・・若者が戯言を抜かすんじゃない。何を悟ったと言うのだ お前は。」
スラFは言う。大声で、響くような声で。訴えかけた。
スラF「本当は、勇者を責めるっていうのは、おかしな話しなんだ。もしもだ、この勇者が勇者として選ばれなかったら、普通の人間だった。村で普通に生きたかもしれねぇ。」
先生は聞いていた
スラF「あんたは、昔言ったよな。信じてもいい人間は居る。魔物使いだったか、言葉の通じる人間も居るってな。」
先生は下を向く。
スラF「あんたは、魔物使いに従えていたそうじゃないか。一時期な。あんたにも考えた時期があったんだろう、魔王が本当は悪いんじゃなかったって。話せば分かるのではないだろうかって。」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 13:48:19.59 ID:LC2SJZax0
シエンタ
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 13:57:39.17 ID:47ydcZCz0
先生「ふん、いい・・・昔の話しだ。」
スラF「いつまでも、自分に嘘ついてるんじゃねェよォ!」
スラFは怒り始めた。俺に怒った時のような口調になったのだ。
先生「嘘なんて付いていない、俺は魔王に仕える身だ。勇者の死刑はする。魔王の前でな。」
スラF「くっ・・・。」
勇者「魔王に会うのか・・・。」
こんな形で魔王に会うなんて思わなかった。
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 14:23:09.03 ID:YXlH4vjhO
先生=スラお
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 14:43:48.70 ID:47ydcZCz0
魔王城。暗い。まるで地獄なような・・・そんな所だった。
先生「勇者を連れてきました。」
魔王・・・とてつもなく、大きく。
覇気だけでも、遠のくような威力を見せる。
魔王「ほう・・・む・・・?見た所普通のスライムだが?」
見た目はスライム その通りだ。そうとしか見えない。
魔王「そいつを勇者とな?」
先生「はい、どうやら何者かによってスライムに変えられたとか。」
魔王「ほう・・・では、魔法を解いて・・・。」
ヤバい・・・このままでは本当に・・・殺されてしまう。
その刹那・・・
「うおらあああ!!魔王出てこいやあああ!!」
「マジうっせーしwww武闘家うっせーよwww」
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 14:45:29.42 ID:xI8ccvPZO
┗┫
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 15:01:18.42 ID:47ydcZCz0
どうやら、俺らの仲間が来たようだ。
魔「あれ?魔王じゃない?」
武「ふむ、魔王だな。」
賢「魔王なんじゃないのか?」
いつもながら、個性あふれる奴らだ・・・。
だが、相当装備等が変わってる・・・この3日で何があったのだろうか。
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 15:02:00.42 ID:47ydcZCz0
サーセン ちょっと髪切ってくる。
なんか、必死に紙にどうするかまとめてるんだがwなかなか考え付かないw
115 :しおん ◆6o3oHXobj2 :2010/04/11(日) 15:04:56.13 ID:rsSQ7wE70
しえん
面白い
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 15:07:25.80 ID:2DcAF6710
支援
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 15:23:17.56 ID:xXzJizE00
h
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 15:26:28.67 ID:fvFcY7Ig0
りんご4tを盗んだ男、逮捕「ジャムにして食べた」→本当に食べていた事が判明( ゚д゚)☆…7
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/yasai/1267005898/
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 15:28:33.78 ID:Tv6MHYDP0
支援
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 15:49:30.39 ID:A2SsPwClO
私怨
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 16:13:11.26 ID:xI8ccvPZO
はいはいほーしゅ
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 16:33:43.32 ID:EbtSvdTG0
ぽ
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 17:15:50.51 ID:CtVKW7rN0
ほっしゅ
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 17:47:42.90 ID:f7L4JD/B0
気になるつづき
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 18:11:48.39 ID:EI7Zj2yH0
ほ
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 18:48:38.38 ID:3TVkdvflO
ほしゆ
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 19:11:59.09 ID:LC2SJZax0
>>1は今頃髪を切られすぎて泣いてるんだろうな
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 19:27:10.03 ID:xeWIg2DA0
スライムっぽい髪型に萌えたいでござる
129 :しおん ◆6o3oHXobj2 :2010/04/11(日) 19:31:58.04 ID:QBHT2+PV0
早くかけよ
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 19:36:21.86 ID:47ydcZCz0
ただいま。髪切った、さっぱり。んで、外出たら疲れて帰って寝てたごめんぬ。
魔王「ふん・・・なんだ、あの輩は。」
魔人「どうやら、侵入者が無理矢理入りこんだようです。」
魔王「何・・・いつから情報が・・・。」
魔人「先ほどから申し上げておるのですが、魔王様耳が遠くなられたのでしょうか・・・?」
魔人は魔王をちゃかすように言う。
魔人と魔王は仲が良いのだろうか・・・?と考えてしまう。
ごめん、これから飯だ。
帰ったらまた書く。
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 19:52:34.44 ID:PfBcGlrH0
ほしゅ
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 20:07:31.22 ID:2HqNYMR+0
スライムって不憫だよね
133 :しおん ◆6o3oHXobj2 :2010/04/11(日) 20:10:57.57 ID:QBHT2+PV0
スライムって不憫なの
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 20:20:34.42 ID:47ydcZCz0
そう、スライムは不憫なの。
魔王「まぁいい、やってくる人間どもは根絶やしにすればいいだけだ。ちょうどいい、この勇者スライムとやらを倒している間に、お前そいつらを殺せ。」
魔王は先生に・・・言った。
先生「御意のままに・・・。」
先生は三人の元へと向かって行った。
俺は抑えられなかった。
勇者「やめろ・・・。」
魔王「スライム風情の姿になっている勇者が何を戯言を。」
勇者「お前はぁ!魔物達がお前にしたっているのが分からないのかぁ!!」
先生は言った、魔王は魔物に優しい、子供達のように接すると。だが、今はどうだ?
先生を顎で使い、自分はただ座っているだけ。高みの見物。
さらには、人間は根絶やし。やはり、魔王は魔王だったのだ。
魔王「ふん・・・貴様に、何が分かると言うのだ。」
勇者「っは・・・まぁ、俺が勇者であるかなんて、分かりやしないがな。」
とりあえず、俺は挑発してさっさと元の姿に戻してもらう事にした。
135 :しおん ◆6o3oHXobj2 :2010/04/11(日) 20:25:33.38 ID:QBHT2+PV0
もとの姿になったら魔物倒せそうじゃ
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 20:27:50.09 ID:47ydcZCz0
魔王「ならばよい、まやかしの姿を戻し、真の姿を見せよぉ!」
魔王が人差し指を俺のほうにむけ、まがまがしい閃光を俺にあてる。
痛みは感じない。徐々に体が変化して行くのが分かる。
そう、俺は元の姿に戻ったのだ。
魔王「ほほーう!!貴様本当に勇者だなぁ!!」
勇者「だから、言っただろうが。」
魔王は立ちあがる。どこからか剣のような物を持ち出す。
魔王「一つだけ言っておこおおおう!!俺は!お前を殺して、ここで俺も死ぬぅ!!」
勇者「何!?」
言っている事が分からない。道ずれにする意味が無いからである。
魔王「そもそも、"魔王"と言う象徴・・・それが、面倒なのだぁ・・・これは魔人との会議で決めた取り組み!すなわち!」
魔王は言う。なんと、魔王は俺と同じ事を考えていたのだ。
だが、一つだけ違う・・・別に死ななくても良い と言う事だ。
魔王「お前が居なくなれば、吾輩も消え去る!ここの世界はおさらばだ!ここの世界の魔物は純粋・・・悪が少ない!吾輩の存在が邪魔なのだぁ!」
異世界・・・聞いたことはある。魔人の中には異世界からくる魔人も存在する。
異世界は網目のような物となっており、その頂点に立つのが「魔神」となっているのだった。
魔王「悪の少ない世界に用は無い!こんな世界で魔王をやっていても仕方ないのだ!」
魔王は叫ぶ。 それを聞いていたのは・・・
先生だった。
137 :以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2010/04/11(日) 20:32:37.76 ID:47ydcZCz0
>>135
魔物は倒せるけど、魔王は倒せません。レベル足りないし・・・。弱点とか知らないし・・・。
この物語は基本的に"戦いません"と言う事だけ言っておきます。
先生「魔王!話しが違うじゃないか!」
魔王「ふふーん、貴様はあの3人を倒せばよいのだぁ!」
魔「あれ、勇者じゃね・・・?ww」
武「あ、本当だ・・・驚いた、一足先に来ていたのか!」
賢「私は信じておりました・・・勇者様・・・お見事です。」
魔「何言ってんのwwwお前www勇者にだけ称号とられるの嫌とか言ってたじゃんwww」
どうやら、仲間は俺が逃げたと思っていたらしい。
当たり前だ、俺は前日に弱音を腐るほど吐いていたからだ。
魔「ま、勇者もいるのなら、加勢するかね。」
武「そのほうがいろいろといいしな。」
三人はいつもの立ち位置についた。
俺も真中に居座る。だが・・・
勇者「待て。」
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 20:44:29.92 ID:47ydcZCz0
俺は止めた。戦いたくなかった。
勇者「魔王、話しを聞け。お前には"意思"ってもんがあるようだしな。」
魔王「ふん・・・勇者が何をほざくか。」
勇者「俺はこの世界から、消えない。仮に魔物が俺・・・勇者を怖がっていても、俺は魔物をこれ以上殺さない。」
魔王は驚いていた。多分、今までの世界でこんな勇者居なかったのだろう。
魔王「そんな約束、受けられるとでも思っているのか?」
勇者「お前は知っているだろう。俺がスライムになった事を、そこで俺はいろいろな事を学んだ。俺はいままで雑魚敵だと思い、何も考えずに居たスライム達 だが、そいつらも俺ら人間と同じ
感情ってもんがある・・・家族が居て、学んで 成長する・・・。それを知ったんだ。」
魔王「・・・・。」
魔王は振りかざした剣を閉まった。
魔「勇者・・・?」
勇者「俺は、これ以上魔物を殺さない。王様・・・いや、人間にも言う。だから、魔王 お前は魔物達に人間を襲わないように言ってくれ。それだけ言ったら、他の世界に行ってくれないか?」
魔王「ほう・・・。」
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 20:45:01.12 ID:S9lCNRoW0
しえん
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 20:56:36.52 ID:47ydcZCz0
俺はよかったと思う。この魔王は頭がいい。
最初に俺と自身が死ぬって考えだけで、そう思った。
魔王「分かった、ならば・・・魔人!」
魔人「仰せのままに、こちらを・・・。」
紙を用意し、指でなぞり、書き始めた。
どうやら、契約書を書いているらしい。
魔王「契約だ。 紙、それとこの指輪を。」
勇者「指輪?」
魔王「それは、その契約内容を破棄した場合、お前を殺す仕様となっておる・・・同時に、吾輩も死ぬ仕様だ。だが、異世界に行ったら話しは別だがな。」
納得した。別に構わない。俺はこの契約にそむくつもりはないし、仮にそむいても死ぬのは俺だけ・・・世界が平和ならそれでいい。
勇者「分かった。指輪をもらう。契約も守る。それで平和になるのなら、それでいい。」
魔王「ふん・・・それでいい。魔人行くぞ。」
俺が指輪を指にはめる事を確認すると、魔王は去って行った。
141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:01:37.88 ID:47ydcZCz0
先生がそこに居た。
視点はいつもの視点・・・多分、いつもの俺だったら叩きつぶしているだろう。
だが、このスライムはただのスライムではない・・・と考えると、やはり恐ろしい。
俺と先生は向かい合った。
先生「・・・どうせ、言葉が通じないのだろう。」
驚いた。 なんと、先生の言っている事が分かるのだ。
賢者達には、何を言っているのか分からないだろうが・・・。
勇者「いや、分かるよ 先生。」
先生「・・・!?」
先生も驚いていた。
先生「お前・・・はっ・・・あの時のあいつにそっくりだ。」
勇者「あいつ?」
どうやら、スラFが言っていた魔物使いらしい。魔物使いは魔物の言葉を把握している職業の事を言う。
先生「ふん・・・お前が平和にするのなら、俺はそれを見届けよう。だが、これだけは言わせてくれ。」
先生は、改めて俺のほうを見て、こう言った。
先生「騙してすまなかった・・・ 俺は生徒が好きだ。教えると言う事が好きだ。最初はあまり乗り気ではなかったが・・・これが、やってみると楽しくてしょうがない。」
勇者「先生・・・。」
先生「はは・・・だがな、元の姿に戻っても お前は俺の生徒だ。 でわな・・・俺は裏の世界へ帰る。」
142 :しおん ◆6o3oHXobj2 :2010/04/11(日) 21:06:39.92 ID:QBHT2+PV0
しえん
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 21:09:41.52 ID:47ydcZCz0
俺は、このまま先生を帰したら もう、ずっと会えないような気がした。
勇者「先生!」
先生「まだ、何か用か?」
勇者「ありがとうございました・・・俺・・・多分先生が居なかったら、この世界平和に出来なかった。だから、先生はこれから生徒に・・・胸を張って!世界を救ったって言ってくれ!」
先生は、後ろを向いたまま言った。
先生「ふん・・・まぁ、生徒に馬鹿にされそうだが、考えておこう。さらばだ。」
先生は行ってしまった。
と、それと入れ替えるように、スラFと妹が現れた。
どうやら、俺を探しているらしい だが、俺がここに居るので なかなか出てこれないようだった。
勇者「スラF! 妹!」
俺は叫んだ、魔王の城に響く位な声で。
スラF「あれ・・・なんで、俺・・・お前の言葉が分かるんだ?」
妹「兄ちゃん!私も分かるよ!」
妹は飛び跳ねていた。純粋に俺と話せて嬉しかったからなのだろうか・・・?
勇者「はっは、どうやら魔物使いになっちまったらしい・・・一回スライムになったからかもしれんが・・・。」
スラF「はは、そうか。これから、人間達を説得か?」
スラFは俺に近づきながら言った。
勇者「ああ、これからが大変だ。」
スラF「おいおい、頑張れよ? っと、なぁ俺達はさ・・・これからまた裏の世界に帰らないといけないんだ。」
スラFは悲しそうに言った、それを悟ったのか、妹が続けて言う。
妹「そう、ほら宿屋も放っておいてるし、一応目的は果たせたし。私達は勇者・・・うん、私達にとっての勇者様を信じているから。」
妹は必死に涙をこらえながら言っていた・・・ように見えた。
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:15:13.74 ID:2HqNYMR+0
し
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 21:16:07.46 ID:47ydcZCz0
今日中に書き終わる予定でふ。
スラFと妹も先生について行くように言った。
魔「勇者さまぁーん!」
魔法使いが飛びついてきた。なんか変な感覚だ・・・久々に人間だからだろうか・・・。
魔「私、勇者様が居なくて寂しかったよー?もう、居なくなる前の夜は・・・ちゃんとすればよかったの?」
何の話しだか、さっぱり分からない。この魔法使いはこういう奴だったような気がする・・・。
賢(そろそろ殺そう・・・絶対に殺そう・・・。)
賢者から、悪意が見られる・・・
武「はっはっは、魔法使いは相変わらずだなぁ・・・しかし、装備とか万全で来たのに、意味が無かったな。」
魔「そうですよぉ!勇者様が、あんなにかっこいい演説しちゃうもんだから、私ほれなおしちゃいましたぁ!」
賢(今死ね・・・)「すぐ死ね・・・。」
賢者が心に思っている事が言葉に出ていた!!
武「とりあえず、これで世界は平和・・・に向かったんだな。」
勇者「ああ、大変だったがな・・・いろいろと裏切られたりとかしたし・・・。何が大変だったかって、スライムの時にお前らに殺されそうになったことだけど・・・。」
その後3人に謝られた。
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:20:32.88 ID:47ydcZCz0
勇者「さてと、城から出よう。 俺らは王様に会わないといけないからな。」
これからが大変だ。
王様・・・の説得はもちろん 全世界の人間に言わなければならない。
それが契約。
魔王もこれからが大変だ。異世界に行くのは奴の自由だが、奴も契約が守られていなければ死ぬ。
この悪魔の契約は破棄できない。
契約解消は無い。俺が寿命死すると同時に それが引き継がれていくからである。
勇者の血とは、怖い物である。
だが、俺は守られていくと思っている。これからの未来に願いを込めて。
第一章 おわり。
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 21:22:03.48 ID:47ydcZCz0
あーもう!こんな展開で終わらせるつもりなかったんだが!とりあえず、ここで終わりにしておきます。
多分グダグダになるんで。
第2章ちゃんと考えてあるんで、多分またVIPで書きます。その時はまた見てくれるとありがたいです。
どうだったでしょうか?最後はちょっと無理矢理感が否めないのですが。
本当は書きなおしたいぐらいなのですが・・・。
読んで下さった方と、保守してくれた方々に感謝をこめて。また次回作書きたいと思います。
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:22:18.75 ID:xeWIg2DA0
乙
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:22:48.22 ID:2HqNYMR+0
魔法使いコノヤロー
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:23:12.12 ID:Ra38VAI60
おっつーん
二章はいつごろ?
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 21:24:42.98 ID:47ydcZCz0
>>150
二章は書きためてからスレ立てようかなって思うので
書きためて頃あい見てからですねぇ。次世代勇者が頑張る話しにしようかなぁって思うので。
呪われた指輪ーとかそういう厨二設定好きなんで。
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 21:24:46.35 ID:ahP/g4Dl0
二章はいつ頃だよ
わかんないなら制作速報に行ってくださいお願いします
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:27:15.23 ID:47ydcZCz0
>>152
制作速報ってなんすか・・・?ちょっと分かりません; 情弱で申し訳ない。
まぁでも、すごい二章期待されるだけ、ありがたいので 頑張って書きたいと思いまふ。
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:27:20.61 ID:S9lCNRoW0
乙
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:30:42.39 ID:47ydcZCz0
あ、後・・・贅沢言うと、純粋に感想とか欲しいです。
今後の展開にも変わるし・・・そういうのがあるとw
あと、RPGにおいて今ではスライムって存在が必要不可欠になっています。
だけど、勇者の身である以上、スライムを倒さないといけません。
しかしながら、スライムにも家族が居て・・・子供から大人に成長したりして・・・って考えてみてください。
スライムだけの話しではなく、虫や魚とかでも同じ事が言えるのではないかなぁと思います。
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:35:01.63 ID:xI8ccvPZO
乙
確かに最後無理矢理纏めた感じを受けるが面白かった
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 21:37:49.38 ID:Ra38VAI60
会話のとことか詰め過ぎないでもっと行間空けた方が読みやすいかもね
因みに↓製作速報
http://ex14.vip2ch.com/news4gep/
パー速がSSスレ禁止になったから代わりにできたところ
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:38:43.03 ID:bAEGcseQP
めっちゃ面白かった
次も期待してるず
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 21:39:35.98 ID:2HqNYMR+0
感想・・・?
なにか考えさせられるところがあった
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:39:46.72 ID:CtVKW7rN0
製作はこれな
http://ex14.vip2ch.com/news4gep/
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 21:42:19.59 ID:47ydcZCz0
あ、こっから全レスで
>>156
ありがとうございます。
そうですよねー 無理矢理感が出てますよね・・・; 面白いと言ってもらえるだけで、嬉しいですが。
>>157
行間ですか、なるほど確かに見直すと詰め込みすぎって感じで読みにくいですね。
制作速報の件は、分かりました、次回はこちらで立てさせていただきます。
>>158
ありがとうございます!
次へのモチベーションがどんどん上がりますw
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:46:07.19 ID:47ydcZCz0
>>159
はいwそういう感想が一番嬉しいかもですw
RPGを二周目やる!ってなった時に雑魚敵にも、目線を合わせてやってください!
>>160
ありがとうございます、次回はそちらで書かせていただきます。
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 21:49:11.42 ID:89nU6/tjO
スライムベースの物語進行から超展開だったけど、面白かった!
序盤のスライムしぃ感じが好きだ。
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 21:57:00.23 ID:47ydcZCz0
>>163
スライムベースで持続するとおかしな事になるのでw勇者の目的は魔王を倒すってより世界を平和にするってほうが正しいと思うんですよねー
ありがとうございますw
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 22:29:51.43 ID:89nU6/tjO
作者のレスで終わったら何か寂しいので、締めのレスを
お品書き
・ゼリー (スライム)
・かき氷 (氷河魔神)
<<オラオラオラァ
166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 22:33:25.56 ID:f7L4JD/B0
実際にスライムと対話してるところとか想像できておもしろかったお
167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 22:57:46.57 ID:Ks0Cu0RHO
またスライムに戻ったら面白そうだよなwww
感想はこれまでにはない設定でよかった
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 23:18:11.52 ID:xI8ccvPZO
次は制作か…
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 23:21:48.80 ID:2HqNYMR+0
>>167
確かそんな漫画あったよねw
170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 23:45:08.52 ID:TmBkPtQ7O
結局なんでスライムになったの?
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /11(日) 23:55:59.98 ID:47ydcZCz0
>>170
気になったのでレスさせていただくと一応2章に書こうと思ったのですが
ヒントは魔王の上です。
172 :以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2010/04/11(日) 23:57:36.88 ID:TmBkPtQ7O
なんだかみか
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 00:00:33.31 ID:ql4N8Njc0
>>172
おしいw違うw
まぁ2章書きつつですね。
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /12(月) 00:15:58.81 ID:aVXlbg6bO
製作速報ならスレ放置しても長持ちするし、今のうち立てといたら?
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04 /12(月) 00:38:48.64 ID:c+VZ/hWxO
それか検索用教えといてくれれば助かる、であります